事
項
|
融 雪 水 を 利 用 し た 夏 ど り ほ う れ ん そ う 養 液 栽 培 の 養 液 冷 却 方 法
夏 ど り ほ う れ ん そ う の 養 液 栽 培 は 、 水 温 が ハ ウ ス 内 気 温 と 同 程 度 に 上 昇 す る た め 、 養 液
等 を 冷 却 し な け れ ば 良 品 質 栽 培 が 不 可 能 と さ れ て い る 。
ね
ら
し
叶
そ こ で 、 融 雪 水 を 利 用 し て 栽 培 槽 の 養 液 を 冷 却 し て 夏 ど り ほ う れ ん そ う の 栽 培 を 行 っ た
結 果 、 栽 培 可 能 な 養 液 温 、 有 効 な 冷 却 資 材 や 冷 却 水 温 等 が 明 ら か に な っ た の で 参 考 に 供 す
る。
指
導
参
考
内
容
1
栽培槽に使用する冷却資材と冷却水の温度(水稲ロ ン
グ
マッ
ト育苗施設を利用した例)
(1
) 融 雪 水 槽 か ら 水 中 ポ ン フ。
で、冷却水を栽培槽に設置したパイプに循環させ、養液を冷
却する 。
(2) 栽 培 槽 に は ベ ッ ト 幅 30c m
に
2
本 の 架 橋 ポ リ エ チ レ ン 管 ( 内 径 13m
m
)、あるいは塩ビ管
(
内
径 13m
m
)を設置する 。 な お 、 冷 却 効 果 は 架 橋 ポ リ エ チ レ ン 管 の 方 が 高 い 。
(3) 冷 却 水 の 温 度 は 19°
C 以 下 ( 限 界 値21 °
C ) と し 、 通 水 量 は 毎 分
2 Q
程度とする 。
2
栽 培 可 能 な 栽 培 槽 の 養 液 の 限 界 水 温 と 冷 却 効 果
(1 ) 栽 培 期 間 中 の 養 液 温 が 22℃ 以 下 ( 限 界 値24℃ 以 下 ) で あ れ ば 栽 培 可 能 で あ る 。
(2) 養 液 温 は 、 融 雪 水 を 用 い て 冷 却 す る こ と に よ り 、 無 冷 却 に 比 べ 平 均 で 5 °
C 程 度 下 げ
られる 。
3
栽 培 可 能 な 作 型 ・ ハ ウ ス 内 気 温
( 1
)
作
型
:
7
月 下 旬 ∼ 9 月上旬どり
(2)ハウス内気温:
定 植 後 の 栽 培 期 間 30 日前後のハウス内気温が日平均 26°
C
(
限
界
値 30℃)、日最高が
30°
C
(
限
界
値40°
C )程度でも栽培可能である 。
融 雪 水 や 井 戸 水 等 の 冷 却 水 利 用 に よ り 夏 ど り ほ う れ ん そ う の 養 液 栽 培 が 可 能 と な る 口 な
期
待
さ
れ
る
効
果 |お、野菜の湛水式養液栽培システムにも応用可能である 。
1
栽 培 槽 の 下 部 は 厚 さ 30m
m
程度のス タイ ロ ホ ー ム 等 の 断 熱 材 で 断 熱 す る 。 ま た 、 養 液
供 給 タ ン ク も 同 様 に 断 熱 す る 。
利
用
上 の
注 意
事
項
1
2
栽培ノ\ウスは遮光 率5 0 %
程 度 の 寒 冷 紗 で 遮 光 す る 。
3
品種は夏栽培用の晩抽性品種を用いる 。
当|農林総合研究センター水田利用部
恒 象 地 域 | 県 内 全 域
発表文献等|平成
15
∼
17
年 度 農 林 総合 研 究 セ ン タ ー 試 験 成 績 概 要 集
-{耕種概要
1
1
シ
ス
テ
ム
:
水
稲
ロ
ン
f
マ
y
卜育苗施設
1
.
2 m
、
7 .
2 nf )
2
液 濃 度
:
0 .
8
∼
1
.
2 d s / m
(大塚水耕
用
1
、
2
、
5号
)
3
液 量
:深さ
3 c m
(
液
供
給
グ
ン
ク
込
2 2 6 Q)
栽 植 様 式 : 株 間 7
.
5 c m
、 条 間
1 0 c m
(
ロ
ン
グ
マ ッ
ト育苗施設
1 台
9 6 0
株
)
5
培養液供給時間:
12
時間(
6
∼
2 0
時
、
2時間間断)
6
育 苗 資 材
1 6
年
:
1 2 8
セ
l
レ
ト
レ
イ
に
粒
状
ロ
ッ
ク
ウ
サ
17年
:
ハ
二 ミ
キ
ュ
ラ
イ
ト
に
播
種
後
ウ
レ
タ
ン
移
植
7
遮 光 資 材
:
ハ
。
イ
7・
ハウスを寒冷紗で
5 0
% 遮 光
8
液 冷 却 方 法 :
3 0 c m
幅 の 栽 培 槽 に 架
橋
ホ 。
リエチレン管及び塩ビ管を 2列 に 配
置 、 養 液 温
1 8
℃ 以 上 時 に 毎 分
2 Q
の
冷 却 水 を 通 水
( 6
×
栽
培
槽
養 液 冷 却 用 ハ.イプ
【根拠とな った主要な試験結果】
養
液
栽
培
ヘ
ヘ
y卜雪山
4
斗
+
‘ 一
一
融 雪 水 槽 間 左 平 面 図 養 液 冷 却 用 ハ.イプ
冷却パイプ設置図(正面図)
融雪水を利用した養液栽培の養液冷却概念図
旦 よ 旦_ _ _ _ Q ‘ 一一一一’ 3 0 c m
水中ホ.ンプ
。
栽培槽
主主)毎分 2 Lで通水、裁繕摺は架橋ポリエチレン管区 2 8
2 6
: 2 4
槽 2 2
内 2 0
: 1 8
水 16
2回
;_
g
1 4( "C)
12 1 0 10
図
1
0
L O a, M r-、,− LO C,,C'
、
4 αコ
Cコて
r qコ
C可《D Cコ
'--. '--. 戸 セ@ N N N ' --. ' --. 戸 戸 セ@ N N M
r、 r、 、 \ \ \ \ \ \ \ \ \ コ出 aコ\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ 、 、
r、・ F、 r-、 r、 r、 co co co co co co
n U E u n u k d n u n O 2 2 1 1 0
図2 融雪水槽と架橋ホ.リエ子レン管級置栽
t
昔4
曹の日最高水j昆(平成 17年膏森農林総研)、
2 3 2 2
図3 7月 15 日∼ 8 月31 日の融雪水僧と栽培槽の日最高水温の関係(平成 17年青森農林総研) 21
2 0 19 1 5 16 1 7 18
融雪槽最高水温(。C )
1 4 1 3 12 11
J!C. 星 ( 。' C)
20.9 19. 6 23. 1
白
血
︶ −
7
7
7
−z九
﹄
L
−
n
d
弓
d
勾
o a E H t L η L q L
の
ζ
岨
一
組
m
m
・
根 重
(.g
)
21. 5 20.0 24. 0 24. 9 24.9 24. 9 12.8 11. 8 22. 6 20. 6 26. 0 26. 6 26. 6 26. 6 12. 6 13. 3 21. 8 19. 9 24.。
24. 8 24. 8 24. 8 15.5 13. 8 11. 4 21. 5 19. 6 23司4 24. 3 24. 3 24. 3 16. 1 11 .9 17. 3 1. 52. 0 1. 4
n s
3. 3 a
3. 7 a
1. 0 b ** 6. 8 a
6. 2 a
3. 9 b
$*
7.8 6.8 6. 5
n. s
葉 重
与
L
17.7a
15. 9 a
12. 3 b ** 13. 3 a
12. 3 a
9.5 b
**
13. 1 a
13. 9 a
2. 2 b ** 16.1 14. 4 11. 9
n s
16.8 b 12. 4 C
18. 0 a
本
(平成 17年青森農林総研) 区 名 草 丈 葉 数
( c m) (葉) ヒートハイプ 22. 3 a 15. 8 a ホ.リエチレン 22. 4 a 15. 2 a 無 処 理 14.6 b 13目9 b
* * * * ヒートハ.イプ 21. 4 a 13. 9 ホ.リ工チレン 22. 0 a 13. 1 無 処 理 16. 6 b 12.7 ** ns.
ヒートハ.イプ 19. 6 b 14. 8 a
ホ.リエチレン 21. 2 a 11. 9 b 無 処 理 6. 9 C 8. 9 C
ホ*** ヒートハ.イ7' 26.2 a 12. 7 ab ホ.リ工チレン 24. 3 b 14. 5 a
無 処 理 22. 1 C 11. 4 b *** ヒートハ.イ7°21. 2 a 15. 4 ホ.リエ子レン 19. 2 b 15. 0 無 処 理 22. 3 a 14. 6
刻ド* n. s
表2 養液栽培の冷却パイプの違いとほうれんそうの生育及びハウス肉気温と養液槽の水L 品 種 矯 種 矯 一 定 定 植 定 一 収 収 穫 播 一 収
(月 /日 ) ( 日 ) ( 月 /日 ) ( 日 ) ( 月 /日 ) ( 臼 ) 6月 23 日 11 7月48 35 8月8 日 46 プリウス
36 8月9日 28
7月 12 日 7月4 日
プリウス
36 8 月26日 29
7月28日 7月21日
プリウス
48 9月13 日 36
8月8 日 12
ア
ク
テ
イ
オ
ン
7月27日9月20日 8月11日
8月4 日
プリウス 40 47
注)気温及び水温は定植から収穫までの平均値。気温はハウス内の地上 1.2 mの高さ
* * Iま1%、* 5%水準で有意差あり、 n s.lま差なし、異なるアルファペット聞には 5%水準で有意差あり 収量はロンヲマット育笛施般 1 台( 1. 2m×6m=7. 2m' ) 960株の値 、なお、無処理区の ーは規格外で収量無