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花粉管を誘引する際の鍵と鍵穴を解明!~植物の受精において重要な花粉管誘引物質と受容体の結合時の構造が明らかに~

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Academic year: 2018

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(1)

花粉管を誘引する際の鍵と鍵穴を解明!

植物の受精 いて重要 花粉管誘引物質と

受容体の結合時の構造 明ら

古屋大学 ン 生 分子研究所 ITbM 点長:伊丹 健一郎 東 山 哲也教授 副 点長 大学院理学研究科 長江 拓也大学院生 武内 秀憲 特任助教

ン 研究所 日本学術振興会海外特別研究員 研究

中国 精華大学 Jijie Chai教授 共 研究 花粉管誘引 あ

花粉管 存在 容体 あ PRK6 ン 質 結合 状態 共結晶構造

解析 初 成功 こ 容体 鍵 鍵穴 合う う 正確

結合 組 明

精細胞 運ぶ花粉管 迷わ 卵 着 起こ 花粉管 誘引 植物 精

い 要 過程 回 発見 種 植物間 正確 働 組

解明や こ 難 異種間 交雑 用品種作出 応用 期待

こ 研究成果 成29 11 6日付 日本時間 英国科学雑 Nature Communications 子版 掲載さ

■ 花粉管誘引 あ 花粉管 存在 PRK6 ン 質 結合 組 解明

■ 対 PRK6 真 容体 あ こ 証明さ

PRK6 結合 び花粉管誘引 要 酸 明

研究背 内容

被子植物 精 花粉 伸び 花粉管 正確 卵 あ 場所 到 こ 精 起こ 花粉管 花粉管 ン 誘引 多段階 伸長方向制御

こ 迷わ 卵 到 特 最終段階 い 卵 2 あ 助細胞

(2)

いう特 細胞 分泌さ 誘引物質 分泌さ 種 花粉管 正確 誘 引さ Higashiyama et al., 2001, Science; Okuda, Tsutsui et al., 2009, Nature 植物

い 発見さ Takeuchi and Higashiyama, 2012, PLoS Biology

LURE1 容体 2 研究 MDIS-MIK1) Wang

et al., 2016, Nature) PRK62 Takeuchi and Higashiyama, 2016, Nature) いう

質 報告さ い 容体 結合 分子 ン 言い ン 容体 関

鍵 鍵穴 え こ ン 容体 う 結合

こ 明 あ

1.雌しべ ルアーに 誘引さ 花粉管

新学術領域研究 植物新種誕生原理 ーム ージ 改変 うえ転載

本研究 う 容体 結合 解明 X線結晶構造解析 着

目 昆虫 養細胞系 用い LURE1.2 や 容体

ン 質 細胞外領域 結合 ン 質 調 結果

PRK6 特異的 結合 示さ PRK PRK3 PRK4

PRK5 報告さ MIK1 MIK2 結合

(3)

2.ルアー (AtLURE1.2) 受容体PRK6 (AtPRK6) 共結晶構造

右 ルアー表面 電荷 示し い (青 正 電荷)

今回 論文 (Zhang, Liu, Nagae et al., 2017, Nature Communications) 転載

こ 次 PRK6 結合 状態 結晶構造 わ 共結晶構造 X線結晶構 造解析 手法 明 こ 目指 結果 初 共結晶構造 解 こ 成功

2 解析 結果 PRK6 ン ッ 酸配列 領域 膜貫通領域

3

いう細胞膜 貫通 領域 間 込 う 結合 い こ

わ 細胞膜 近い部分 PRK6 結合 い こ こ

結合 い 場所 領域 び 正電荷 PRK6 領域 負電荷 静

電的 相互作用 要 結合 PRK6 領域 結合

い い場合 見 い分子内 結合

4

いう架橋 C229-C237 見 こ

わ こ 架橋 領域 安定化 結合 要 あ こ 考え

PRK6 結合 2 1 結合 場所

こ 報告さ い 植物 容体 結合 通 ン ッ 部

分 筒状 描 構造 繰 返 い 図2 側 領域 起こ 2 目 点 1

1 PRK6 結合 予想さ PRK6 PRK3 複合

体形成 進 見 こ 一般 容体 細胞外領域 ン 分子 結合

複合体 作 こ 細胞 中 伝え 多 見 回観察さ

PRK6 結合 PRK6 花粉管 伸長方向 正確

組 反映 い こ わ

(4)

3.ルアー PRK6 結合部位 拡大 a 色別に 部分 b d 拡大し

今回 論文 (Zhang, Liu, Nagae et al., 2017, Nature Communications) 転載

PRK6 領域 結合 結合 見え

3 結晶構造解析 結合 推定さ 変え

合性や花粉管 誘引率 調 図4 結果 側 83番目 ン R83 いう 酸 PRK6234番目 ン酸 D234 結合 誘引 要

酸 明

(5)

4 PRK6 結合 び花粉管誘引 要 酸 解析

生型 花粉管 比 結合 要 PRK6 酸 変異

さ 花粉管 誘引率

部分 置い 花粉管 誘引さ 観測 20㎛ 回 論文 (Zhang, Liu, Nagae et al., 2017, Nature Communications) 改変 うえ転載

成果 意義

本研究 共結晶構造 解 誘引物質 容体PRK6 い 古屋大

学 東山哲也教授 研究室 定さ 共結晶構造 明 こ

誘引物質 真 容体 あ 証明さ こ 東山教授 研究室 本研究分 進展

大 貢献 こ 示

容体 PRK6 卵 あ 方向 花粉管 伸長方向 変え

う 花粉管 伸長方向 精密 ン 未 大 謎 い

PRK6 領域 結合 複合体形成 起こさ

花粉管伸長方向制御 組 理解 うえ 極 要 知見 例え

与え PRK6 側 集 こ 示さ い Takeuchi and Higashiyama, 2016,

Nature 領域 結合 PRK6 花粉管 変化 可能性

え 後 びPRK6 分子1 1 動 花粉管表面 観

察 こ 謎 解明 進 期待さ

PRK6 鍵穴 精密 行う分子 結合

方 原子 明 こ 鍵 鍵穴 種間 効率 働 異種間 う

働 い理由 明 こ 見込 さ 異種間 効率 働 う

鍵 鍵穴 ン こ こ 難 異種間 交雑 可能 こ 大い 期待 さ 異種間 交雑 誕生 新種植物 世界 大 穀物 ン 多

こ 西洋 木綿 得 ワ 多 用作物 あ

本研究 ンさ 交雑育種 向 非常 要 研究 置付

(6)

用語説明

注1) MDIS-MIKMALE DISCOVERER (MDIS) MDIS1-INTERACTING RECEPTOR LIKE KINASE (MIK)

LURE1 容体 Wang

告さ Wang et al., Nature, 2016

2) PRK6POLLEN-SPECIFIC RECEPTOR-LIKE KINASE 6

LURE1 必須 容体 武内 び東

山 報告さ Takeuchi and Higashiyama, Nature, 2016

PRK6 PRK 花粉管 発芽や伸長 容体

3) 膜貫通領域:生体膜 脂質二 層 付着 膜 ン 質 い 脂質二 層 貫通 い 領域 疎水性 酸 多 連

ここ 細胞膜 外側 細胞外領域 内側 ゼ領域

細胞質領域 領域

4) 分子内 結合:1 ン 質 含 2 ン 間 作 架 橋構造

結合 ン SH 士 架橋 作 こ

S-S結合

掲載雑 論文 著者 掲載雑 :Nature Communications

論文 :Structural basis for receptor recognition of pollen tube attraction peptides 花粉管誘引 対 容体 識 構造的 盤

著者:Xiaoxiao Zhang1, Weijia Liu1, Takuya T. Nagae1, Hidenori Takeuchi, Heqiao Zhang, Zhifu Han2, Tetsuya Higashiyama2, & Jijie Chai2

1:共同第一著者、 2:責任著者 DOI10.1038/s41467-017-01323-8

論文公開: 成29 116

図 4 PRK6 結合 び花粉管誘引 要 酸 解析

参照

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