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第 5 章 IS-LM モデル:数学的記述
5.1 IS 曲線
モデル: 構造は下記の通り。 均衡式: Y = C + I + G + N X 消費: C = a + b(Y −T) 投資: I = i−dR
純輸出: N X = g−mY −nR 政府支出、税金: G = ¯G, T = ¯T
解法: C, I, N X, G, T を均衡式に代入し、Y についてまとめる。 IS曲線: Y =1−b+m1 !a−b ¯T+ i + ¯G+ g−(d + n)R" IS曲線(“R =”で書き直すと): R =a−b ¯T +i+ ¯d+nG+g−1−b+md+n Y
5.2 LM 曲線
モデル: 構造は下記の通り。 均衡式: MPs = Md マネーサプライ: Ms= M 貨幣需要: Md= kY − hR
解法: Ms, Mdを均衡式に代入し、Rについてまとめる。 LM曲線: R = khY −1hMP
5.3 均衡 GDP
IS曲線とLM曲線の交点を探す: 両方程式を連立方程式として解く。
• 内生変数はY とR。
解法: LMの“R =”の式を、財市場より得られた“Y =”の式に代入し、Y についてまとめる。 均衡GDP: Y =1−b+m+1(d+n)k
h
#a−b ¯T+ i + ¯G+ g +d+nh MP$
上級マクロ経済学:影山純二
5.4 記号一覧
IS曲線
Y: GDP, R: 利子率, C: 消費, I: 投資, G: 政府支出, N X: 純輸出(EX(輸出)−IM(輸入)), a: 基礎消費, b: 限界消費性向, i: 基礎投資, d: 投資の利子弾力性, g: 基礎純輸出, m: 限界輸入性 向, n: 輸出の利子弾力性,
LM曲線
Ms: マネーサプライ, Md: 貨幣需要,
P: 物価水準, k: 貨幣需要の所得弾力性, h: 貨幣需要の利子弾力性
5.5 課題
1. G = 85, T = 50, a = 50, b = 0.7, i = 100, d = 250, g = 20, n = 150, m = 0.1, M = 50, P= 1, k = 0.125, h = 500だったとする。
(a) このときの国民所得を求めよ。 (b) このときの利子率を求めよ。
(c) 問(a)より5の減税が行われた場合、国民所得はいくらへ変化するか。 (d) 減税後の利子率を求めよ。
(e) 減税の代わりに政府支出が5増加された場合、国民所得はいくらになるか。
(f) 減税の代わりに政府支出が5増加された場合、国民所得はいくらになるか。政府支出増 加後の利子率を求めよ。
(g) 減税と政府支出の増加、どちらの方が景気に対して効果が大きいか。
(h) 減税と政府支出増加の効果を、両者の違いがわかるようにIS-LMのグラフに示せ。 (i) 問(a)より名目マネーサプライが5増えたとする。このときの国民所得を求めよ。 (j) 名目マネーサプライ増加後の利子率を求めよ。
(k) 名目マネーサプライ増加の変化をIS-LMのグラフに示せ。
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