つ く ば 市 情 報 公 開 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 ( 案 )
の 背 景 ・ 経 緯 等
つ く ば 市 総 務 部 総 務 課
○
計画等を必要とする背景・提案に至るまでの経緯
行政不服審査法の改正(平成26年6月13日公布)に伴い,つくば市情報公開条例のう
ち不服申立てに関する規定の見直しが必要になった。主な改正は,用語や手続の整合性
を取ることに加え,審理手続上の新制度(審理員の指名)を適用除外する点である。
特に,審理手続に関する規定については,国においても情報公開・個人情報保護審査
会設置法によって行政不服審査法とは別に規定しているように,市の情報公開制度にお
いても専門性の高い有識者からなるつくば市情報公開・個人情報保護審査会による審査
制度が既に確立しており,改正法において審理員が行う審理手続と同等の審理を現に行
っていることから,本改正においても,現状に近い取扱いとなるよう法の適用除外を設
け,審査会への諮問手続を維持するものである。
○
他の自治体の類似する計画等の事例
改正行政不服審査法が未施行のため,他市町村の先行事例はなし。
○
未来構想における根拠又は位置付け
まちづくりの理念「Ⅰ
人を育み,みんなで支えあうまち」
,
「Ⅱ
快適で安全・安心を
実感できるまち」
,
「Ⅲ
環境にやさしく,次世代へつなぐまち」
,
「Ⅳ
つくばの資源を
いかし,世界へ貢献するまち」
○
関係法令及び条例等
行政不服審査法
行政不服審査法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律
つくば市情報公開条例
つくば市情報公開条例(改正案)概要
1
つくば市情報公開 条例改正の経緯につい て
行政不服審査法の改正 (平成
26
年6月
13
日公布)等に伴い,つく ば市情報公
開条例のうち不服申立 てに関する規定の見直 しが必要になりました 。
主な改正は,
用語や手続の整合性を 取ることに加え,審理 手続上の新制度(審理 員の指名)を
適用除外する点です。
特に,審理手続に関 す る規定については, 国 においても情報公開 ・ 個人情報保
護審査会設置法によっ て行政不服審査法とは 別に規定しているよう に,市の情報
公開制度においても, 専門性の高い有識者か らなるつくば市情報公 開・個人情報
保護審査会による審査 制度が既に確立してお り,改正法において審 理員が行う審
理手続と同等の審理を 現に行っていることか ら,本改正においても ,現状に近い
取扱いとなるよう法の 適用除外を設け,
審 査 会への諮問手続を維持 するものです。
このようなことから , つくば市情報公開条 例 の改正案を作成しま し たので,市
2
行政不服審査法の 主な改正点
(1) 審理員による審 理手続の導入
審査請求人と処分庁 等 の主張を公正に審理 す るために,処分に関 与 しない職
員が「審理員」とし て 指名され,当該審理 員 が当該審査請求にか か る審理手続
を原則として行うこと となりました。
※ただし,
教育委員会 ,
選挙管理委員会など の地方自治法
(昭和
22
年法律第
67
号)第
138
条 の4第 1項に規定する地方公 共団体の執行機関が審 査庁となる
場合や ,条 例に 基づ く処分 につ いて 条例 に特別 の定 めが ある 場合に は, 審理
員を指名しないで審理 手続を行うことができ ます。
(2) 第三者機関への 諮問手続
審理員が行った審理 手 続の適正性や,法令 解 釈を含めた審査庁の 審 査請求に
ついての判断の妥当性 をチェックし,
裁決の 客観性・公正 性を確保 するために,
裁決に当たっては, 処 分又は裁決の段階で 他 の第三者機関が関与 し ている場合
等を除き,審査庁が 地 方公共団体の長であ る 場合は,附属機関と し て置く機関
に諮問しなければなら ないこととされました 。
(3) 不服申立ての手 続を「審査請求」に一 元化
異議申立て(処分を 受 けた者がその処分を し た行政庁に対して不 服 を申し立
てる制度)及び審査 請 求(処分を受けたも の がその処分をした行 政 庁以外の行
政庁に対して不服を 申 し立てる制度)が, 審 査請求(原則として 最 上級行政庁
(上級行政庁がない 場 合は,処分庁)に対 し て不服を申し立てる 制 度)に一元
化されました。
3
行政不服審査法の 改正に対する対応
(1) 審理員による審理 手続の導入に関しては ,行政不服審査法第9 条第1項ただ
し書きの規定により, 条例に基づく処分につ いて条例に特別の定め がある場
合,審理員の指名を不 要とすることができま す。この規定を適用し て,本改正
では,審理員の指名を 不要とすることとしま す。また,実施機関は ,改正法に
基づく請求があった場 合には,従来どおり, 情報公開・個人情報保 護審査会に
諮問することとします 。これは,有識者で構 成された合議体である 情報公開・
個人情報保護審査会で 実質的な審理手続が行 われていることから, 審理員によ
る審理手続を行わせな くとも,公正性の向上 という制度の趣旨を満 足すると考
えるためです。加えて ,当該審査会の有する 専門性やこれまでの実 績・ノウハ
ウの蓄積等を考慮した こと,実施機関間にお ける審理手続の差異を なくすこと
などが理由です
(2) 第三者機関(行政 不服審査会)への諮問 手続に関しては,情報 公開・個人情
報保護審査会への諮問 を現に義務付けていま すので,行政不服審査 法第
43
条
第
1
項(第2号該当)の規定により適用除外 されます。また,市長 以外の実施
機関である行政委員会 等に対しても情報公開 ・個人情報保護審査会 への諮問を
義務付けることで実施 機関間の手続の差異を なくします。さらに, 当該審査会
において十分な審理を 行うため,提出資料の 写しの送付等の規定の 整備を行い
審理手続の充実を図り ます。
(3) 「不服申立て」を 「審査請求」へ,「決 定又は裁決」を「裁決 」とするなど
用語の整備を行います 。
4
改正案の概要
本条例改正案は,
行 政機関の保有する情報 の公開に関する法律を 参考にしました。
現行条例から見た主な 改正点については次の とおりです。
項目
内容
改正案
用語の修正
「不服申立て」を「審 査請求」に改めます。
目次
第3章
審 理 員 に よ る 審
理 手 続 規 定 の 適
用除外
行 政 不 服 審 査 法 第 9 条 第 1 項 に 規 定 さ れ る 審 理
員の指名手続を適用除 外とします。
第
17
条
審査会への諮問
情報公開
・
個人情報保 護審査会に諮問し,
答 申を
受けるという現行制度 の形式を引き継ぎます 。
ま た , 不 作 為 に 関 す る 不 服 申 立 て も 諮 問 の 対 象
とすることを明示しま す。
第
18
条
つくば市情報公開条例(平成27年つくば市条例第27号)新旧対照表
改 正 後 改 正 前
つくば市情報公開条例 つくば市情報公開条例
目次 目次
第1章・第2章 (略) 第1章・第2章 (略)
第3章 審査請求 (第17条―第19条) 第3章 不服申立て(第17条―第19条)
第4章 (略) 第4章 (略)
附則 附則
第1条-第12条 (略) 第1条-第12条 (略)
(第三者に対する意見書提出の機会の付与等) (第三者に対する意見書提出の機会の付与等)
第13条 開示請求に係る行政文書に国,独立行政法人等,地方公共団体,地方独 第13条 開示請求に係る行政文書に国,独立行政法人等,地方公共団体,地方独
立行政法人及び開示請求者以外の者(以下この条,第18条第2項及び第19条にお 立行政法人及び開示請求者以外の者(以下この条,第18条 及び第19条にお
いて「第三者」という 。)に関する情報が記録されているときは,実施機関は, いて「第三者」という 。)に関する情報が記録されているときは,実施機関は,
開示決定等をするに当たって,当該情報に係る第三者に対し,開示請求に係る行 開示決定等をするに当たって,当該情報に係る第三者に対し,開示請求に係る行
政文書の表示その他規則で定める事項を通知して,意見書を提出する機会を与え 政文書の表示その他規則で定める事項を通知して,意見書を提出する機会を与え
ることができる。 ることができる。
2 (略) 2 (略)
関は,次の各号のいずれかに該当する場合を除き,つくば市情報公開・個人情報
保護審査会に諮問しなければならない。
(1) 不服申立てが不適法であり,却下するとき。
(2) 決定又は裁決で,不服申立てに係る開示決定等(開示請求に係る行政文書の
全部を開示する旨の決定を除く。以下この号及び第19 条において同じ 。)を取
り消し,又は変更し,当該不服申立てに係る行政文書の全部を開示することと
するとき。ただし,当該開示決定等について反対意見書が提出されているとき
を除く。
(審査会への諮問) (諮問をした旨の通知)
第 1 8 条 開 示 決 定 等 又 は 開 示 請 求 に 係 る 不 作 為 に つ い て 審 査 請 求 が あっ た と き 第18条
は,当該審査請求に対する裁決をすべき実施機関は,次の各号のいずれかに該当
する場合を除き,つくば市情報公開・個人情報保護審査会に諮問しなければなら
ない。
(1) 審査請求が不適法であり,却下する場合
(2) 裁決で,審査請求の全部を認容し,当該審査請求に係る行政文書の全部を開
示することとする場合(当該行政文書の開示について反対意見書が提出されて
公開・個人情報保護審査会に送付するものとする。
(第三者からの審査請求を棄却する場合等における手続) (第三者からの不服申立てを棄却する場合等における手続)
第19条 第13条第3項の規定は,次の各号のいずれかに該当する 裁決を 第19条 第13条第3項の規定は,次の各号のいずれかに該当する決定又は裁決を
する場合について準用する。 する場合について準用する。
(1) 開示決定に対する第三者からの審査請求 を却下し,又は棄却する (1) 開示決定に対する第三者からの不服申立てを却下し,又は棄却する決定又は
裁決 裁決
(2) 審査請求に係る開示決定等(開示請求に係る行政文書の全部を開示する旨の (2) 不服申立てに係る開示決定等を変更し,当該開示決定等
決定を除く。)を変更し,当該審査請求に係る行政文書を開示する旨の に係る行政文書を開示する旨の決定又は
裁決(第三者である参加人が当該行政文書の開示に反対の意思を表示している 裁決(第三者である参加人が当該行政文書の開示に反対の意思を表示している