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りんご「つがる」の油あがりとビターピットを同時に抑制できるギ酸カルシウム剤(スイカル)の効果的な使用方法

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Academic year: 2018

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(1)

事 項| り ん ご 「 つ が る 」 の 油 あ が り と ビ タ ー ピ ッ ト を 同 時 に 抑 制 で き る ギ 酸 カ ル シ ウ ム 剤 ( ス イ カ ル ) の 効 果 的 な 使 用 方 法

こ れ ま で 、 ギ 酸 カ ル シ ウ ム 剤 は ビ タ ー ピ ッ ト の 発 生 を 抑 制 す る た め に 使 用 さ れ て き た。「つ ね ら い|がるj で、ビターヒ。ツ ト 抑 制 効 果 に 加 え 、 油 あ が り 抑 制 効 果 の 高 い 散 布 方 法 を 明 らかにした

ので参考に供する 。

1 散 布 資 材

ギ酸カルシウム 水 溶 性 カ ル シ ウ ムCaOとして 41. 8 %含 有 (商品名:「スイカル」)

2 散 布 体 系

項 目

散 布 時 期

資 材 希 釈 倍 数

散 布 回 数

散 布 間 隔

散 布 方 法

ピタ ー ピット+油あがり抑制 |ビターピット抑制(慣行)

7月 上 旬 ∼ 9 月 上 旬

(果実生育期後半)

300イ音

5回

15 日間隔

6月 上 旬 ∼9月 中 旬

300倍;

3∼5 回

10 日 以 上 の 間 隔

果 実 に 十 分 付 着 す る よ う に 散 布

期待される効果| 油 あ が り 抑 制 に よ る 「 つ が る 」 の 果 実 品 質 向 上

棚 上の注意事項

1

1

300倍 希 釈 溶 液 よ り 薄 い 濃 度 で は 、 油 あ が り 抑 制 効 果 の 程 度 や 持 続 性 が 低 い口

担 当 部 署 (担当者名)

発 表 文 献 等

2 こ の 体 系 で 散 布 し た 場 合 、 着 色 が や や 遅 延 す る 傾 向 が あ る の で 、 着 色 を 待 っ て 収 穫 す る。

3 高 温 時 あ る い は 干 ば つ 時 の 散 布 は 、 葉 に 薬 害 を 生 じ る お そ れ が あ る の で 避 け る 。 融 農 林 町 究 セ ン タ ー 環 境 保 全 部 ( 津 田 歩 )

l

問 域 | 店 域

平成15∼ 17年 度 青森県農林総合研究センターりんご試験場試験研究成績概要集

平成18∼19年 度 青森県農林総合研究センター試験成績概要集

(2)

-【根拠となった主要な試験結果】

30

幽 20

献 10

5上∼9上 5上∼9上 5上∼7上 7上∼9上

9回散布 5回散布 5回散布 5回散布

無散布

図1 散布時期による油あがり抑制効果の遣い (平成16年 青 森 農 林 総 研 り ん ご 試 )

(注) 1 収 穫14日後の9月20日に調査。 収 穫 後 は0℃で貯蔵した。

2 発生程度により 0∼3の指数に分け、 l: (発生指数 × 発生果数)÷(4 ×調査果数)× 100で算出 。

3 ギ酸カルシウム剤1000倍 希 釈 液 散 布。

1

~o

50

40

セ@ 30

制 20

10

0

0℃ 貯 蔵 収 穫40 日後

300倍 500倍 750倍 無 散 布

25° C貯 蔵 収 穫29日後

95

出 制棋 90

85

80

300倍 500倍 750倍 1000倍 無 散 布

図 2 7月上旬∼ 9 月上旬に 5 回散布した場合の散布灘度による油あがり発生の遭い (平成18∼19年 青 森 農 林 総 研 )

(注) 1 ギ酸カルシウム剤散布。

2 発生は発生程度により 0∼5の指数に分け、

発生率:(指数1∼5の発生果数)÷ 調査果数× 100、

発生度: l: (発生指数×発生果数)÷(5× 調査果数)× 100で算出。

% 80

75 70 65 60

300倍 無散布

図 3 一斉収穫した場合の着色良好果の割合 (平成18年 度 青 森 農 林 総 研 )

(注) 1 7 月上旬から9 月上旬まで、ギ酸カルシウム斉jl5 回散布。

2 光センサー選果機により調査。 赤 色 度80以上の着色優以上の果実を対象とした。

着色に応じて収穫した場合の散布による果実品質への影響(平成19年青森農林総研)

赤色度 糖度(%) 硬度(l bs) 酸度(%) ① ② ③ ① ② ③

300倍 散 布 105 103 98 14. 6 14. 0 14. 5 無 散 布 86 91 94 14. 2 14. 2 14. 7

(注) 1 ギ酸カルシウム剤を7月上旬から9月上旬まで5回散布。

2 ①: 1 回目9/ 13収 穫果 、②: 2回目9/ 18収穫 果 、③: 3回目9/ 25収穫果。

3 各収穫回次ごとに糖度、硬度、酸度を各樹8果 で 調 査。

① ② ③ ①

13. 8 13. 9 13. 7 0.31

13. 0 12. 9 13. 0 0. 31

4 赤色度は収穫全果実を光センサー選果機により調査。 数値 が高いほ ど赤色度が高く、 80以上で着色優である 。

90

-② 0. 30

0. 32 ③ 0. 29

参照

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