《平成27年度~平成29年度》
宮崎市中期財政計画
-「将来に責任ある、自立した財政運営」を目指して-
平成26年10月
(目次)
第1 宮崎市中期財政計画の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1 宮崎市中期財政計画とは ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2 計画の期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
3 会計の単位 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
4 理想とする財政運営のすがた ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
5 主な財政健全化対策
第2 本市を取り巻く状況
1 社会経済情勢・地方財政対策 2 他都市(中核市)との比較
・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2 2 3
第3 現計画(平成22年度~平成26年度)の検証 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
1 財政目標の検証 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
2 財政目標の有効性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
第4 新たな財政計画の方向性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
1 財政健全化対策の構築 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
2 具体的な財政健全化対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
第5 新たな財政目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
1 新たな財政目標の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
2 数値目標の設定理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
3 財政収支試算 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
第 1
宮崎市中期財政計画の概要
1 宮崎市中期財政計画とは
「宮崎市中期財政計画」(以下「中期財政計画」という。)は、本市が将 来にわたって真に必要な市民サービスを提供する上で、必要不可欠な健全 財政を実現するため、具体的な取り組み(財政健全化対策・財政目標)を まとめた財政運営の基本的な指針です。現計画(平成22年度~平成26 年度)を引き継ぎ、新たな計画を平成26年10月に策定しました。
2 計画の期間
平成27年度から平成29年度までの3年間
※現計画については、5年間(平成22年度~平成26年度)ですが、第四次
宮崎市総合計画後期基本計画との連動を図るため、終期を同じとしました。
3 会計の単位
普通会計を対象とします。
※一般会計、公営住宅建設資金特別会計、公園墓地特別会計、用地取得特別 会計、母子寡婦福祉資金特別会計、公債管理特別会計(普通会計分のみ)
4 理想とする財政運営のすがた
本市を取り巻く社会経済情勢や地方財政対策を分析し、これまでの計画 の検証を踏まえた上で、これらに対応可能な本市の「理想とする財政運営 のすがた」を定めます。
本計画においては、「将来に責任ある、自立した財政運営」とします。
5 主な財政健全化対策
「理想とする財政運営のすがた」を実現するため、主に、次の財政健全
化対策に取り組んでいきます。
(1)歳入確保対策
○差押の徹底や不動産公売の定例化、口座振替の促進などによる市税 の収納率向上
○「元金ベースのプライマリーバランスの黒字化」の厳守による市債 発行額の抑制
(2)歳出削減対策
○人件費、普通建設事業費、物件費、補助費等の削減
第2 本市を取り巻く状況
1 社会経済情勢・地方財政対策
日本経済の再生にむけた「日本再興戦略」改訂2014において、デフレ 脱却と経済再生を目指し、「経済成長と財政再建の両立」に向けた方針がと られています。
一方、地方財政については、経済構造改革を推進するため「地方創生本部」 の設置や、「地域の元気創造プラン」の推進によるアベノミクスの効果を全 国津々浦々まで波及させるための地方財政措置が検討されているところで すが、未だ景気回復の足取りは鈍く、さらには、地方交付税の歳出特別枠や 地方法人課税等の見直しも検討されており、自主財源が乏しく、財政基盤が 脆弱な地方にとっては、大きな影響が懸念されるところです。
本市においても、地方交付税の市町村合併による算定の特例期間が終了に 向かうことや、国の社会保障対策に伴う負担が増加するなど、財政を取り巻 く状況は、一層、厳しさを増しています。
また、本市の人口についても、今後、減少すると推計されることから少子 高齢化に伴う社会保障費の増加や労働人口の減少などが見込まれます。
2 他都市(中核市)との比較
~平成24年度決算・普通会計ベース~
本市は、他の中核市に比べ、自前の収入 (市税、使用料、手数料など)の割合が低く、
市民一人当たりの借金(市債残高)も多い ことがわかります。
一方で、災害などの緊急時に備えるため の「貯金(基金残高)」は、一定程度の確 保ができていることがわかります。
高槻市
岡崎市 船橋市
豊田市
豊中市 宇都宮市
川越市 柏市 郡山市
豊橋市
大津市
岐阜市 東大阪市
松山市 福山市
倉敷市
西宮市 長野市
高松市 姫路市 高崎市
和歌山市 大分市 横須賀市 久留米市
前橋市 那覇市 鹿児島市
盛岡市 秋田市
宮 崎 市
下関市 旭川市
函館市 長崎市 金沢市
尼崎市 青森市
富山市 奈良市
高知市
いわき市 平均
100 200 300 400 500 600
32.0 37.0 42.0 47.0 52.0 57.0 62.0 67.0 72.0
自主財源比率(%)
一 人 当 た り 市 債 残 高( 千 円) 借 金 が 多 い
自前の収入が多い
252億
244億
258億 262億
292億
150 170 190 210 230 250 270 290
H21 H22 H23 H24 H25
(参考)宮崎市財政5基金残高
(億円)
※宮崎市財政5基金
財政調整基金、公共施設整備等基金、財源対策債等償還基金 土地開発基金、地域振興基金
( 千円) (% ) ( 千円 ) 1 高 槻 市 132.1 1 豊 田 市 69.8 1 い わ き 市 238.0 2 岡 崎 市 183.6 2 岡 崎 市 69.7 2 高 槻 市 102.6 3 船 橋 市 194.9 3 豊 橋 市 65.2 3 長 野 市 95.3 4 豊 田 市 213.9 4 柏 市 65.0 4 豊 田 市 94.0 5 豊 中 市 241.4 4 川 越 市 65.0 5 秋 田 市 90.7 6 宇 都 宮 市 243.2 6 宇 都 宮 市 64.5 6 郡 山 市 89.4 7 川 越 市 255.8 7 高 崎 市 62.8 7 姫 路 市 88.0 8 柏 市 264.3 8 船 橋 市 62.2 8 松 山 市 83.1 9 郡 山 市 270.1 9 西 宮 市 61.4 9 岐 阜 市 79.7 10 豊 橋 市 279.1 10 岐 阜 市 61.0 10 下 関 市 77.7 11 大 津 市 311.8 11 姫 路 市 60.8 11 長 崎 市 75.6 12 岐 阜 市 319.6 12 倉 敷 市 56.9 12 青 森 市 73.0 13 東 大 阪 市 327.2 13 豊 中 市 55.7 1 3 宮 崎 市 7 1.2
14 松 山 市 332.7 13 福 山 市 55.7 14 久 留 米 市 70.0 15 福 山 市 333.9 15 横 須 賀 市 55.3 15 鹿 児 島 市 69.0 16 倉 敷 市 334.0 16 前 橋 市 54.8 16 宇 都 宮 市 62.1 17 西 宮 市 337.9 17 大 津 市 54.7 17 岡 崎 市 56.4 18 長 野 市 339.5 18 高 槻 市 54.5 18 高 崎 市 52.4 19 高 松 市 343.5 19 金 沢 市 54.3 19 福 山 市 49.3 20 高 崎 市 351.7 20 尼 崎 市 53.5 20 那 覇 市 47.9 21 姫 路 市 362.4 21 高 松 市 53.0 21 大 分 市 46.7 22 い わ き 市 388.0 22 大 分 市 52.6 22 西 宮 市 44.6 23 和 歌 山 市 399.2 23 長 野 市 52.5 23 横 須 賀 市 43.6 24 大 分 市 400.9 24 富 山 市 52.4 24 前 橋 市 41.6 25 横 須 賀 市 402.2 25 和 歌 山 市 51.5 25 高 松 市 40.9 26 久 留 米 市 404.5 26 郡 山 市 49.0 26 船 橋 市 40.5 27 前 橋 市 423.6 27 松 山 市 47.4 27 大 津 市 39.9 28 那 覇 市 435.5 28 東 大 阪 市 46.8 28 倉 敷 市 39.1 29 鹿 児 島 市 436.6 29 秋 田 市 46.7 29 東 大 阪 市 38.4 30 盛 岡 市 444.0 30 鹿 児 島 市 46.2 30 高 知 市 37.9 31 秋 田 市 446.2 31 盛 岡 市 44.8 31 函 館 市 36.8
3 2 宮 崎 市 51 0.4 32 那 覇 市 43.4 32 柏 市 36.7 33 下 関 市 524.7 33 久 留 米 市 43.2 33 豊 中 市 34.6 34 旭 川 市 527.3 3 4 宮 崎 市 42 .5 34 尼 崎 市 34.0 35 函 館 市 530.8 35 下 関 市 42.1 35 盛 岡 市 33.8 36 長 崎 市 532.5 36 奈 良 市 42.0 36 和 歌 山 市 33.3 37 金 沢 市 537.9 37 青 森 市 39.6 37 富 山 市 33.1 38 尼 崎 市 571.0 38 長 崎 市 38.7 38 金 沢 市 29.5 39 青 森 市 573.2 39 高 知 市 38.3 39 旭 川 市 24.3 40 富 山 市 585.9 40 旭 川 市 37.8 40 豊 橋 市 24.0 41 奈 良 市 593.2 41 函 館 市 35.9 41 奈 良 市 21.0 42 高 知 市 629.1 42 い わ き 市 34.3 42 川 越 市 19.3
平 均 387.4 平 均 52.0 平 均 58.1
順 位 中核市名
市民 一人当 り 基金残 高
順 位
順 位
自 主財 源 比率 市民一 人当
り市債 残高
第3 現計画(平成22年度~平成26年度)の検証
1 財政目標の検証
現計画では、次の3つを財政目標として設定していました。
それぞれの財政目標の達成見込みについては、次のとおりです。
(1)目標 1「市債残高 150 億円以上の圧縮」 ①達成見込み
②各年度達成状況
③要因・有効性
5年間で目標を達成する見込みです。
各年度の予算編成において、元金ベースのプライマリーバランスの 黒字化を念頭に、市債発行額を抑制したことによるものです。
このように、「市債残高の圧縮」は、ストック(将来の負担となる 負債)とフロー(単年度当たりの収支)の財政負担の軽減に寄与する ことから、財政目標として有効と言えます。
今後も、継続して、着実に市債残高を圧縮していく必要があります。
H26末見込み 150億5,000万円
市債残高
目 標 150億円以上の圧縮
H26当初
予算時 150億3,200万円
(単位:百万円)
財政目標 H22決算 H23決算 H24決算 H25決算 H26試算 合計
市債残高 150億円以上圧縮
(H21決算比)
▲ 2,016 ▲ 3,367 ▲ 3,397 ▲ 3,350 ▲ 2,920 ▲ 15,050 財政5基金残高200億円以上の確保を目指す
※財政5基金:財政調整基金、公共施設整備等基金、財源対策債等償還基金、 土地開発基金、地域振興基金
目標3 行政運営経費80億円以上の削減を目指す(対H22予算比 一般財源ベース)
※行政運営経費:人件費、普通建設事業費、補助費等、物件費
財政目標
(目標年度:平成22年度 ~ 平成26年度)
目標1
目標2
市債残高150億円以上の圧縮を目指す
(対H21比 普通会計ベース)
(2)目標 2「財政5基金残高 200 億円以上の確保」 ①達成見込み
②各年度達成状況
③要因・有効性
5年間で目標を達成する見込みです。
これは、税の収納率が向上したことなど、当初の計画より歳入を 安定的に確保することができたことに加え、行政運営経費(人件費・ 普通建設事業費など)を計画的に削減してきたことによるものです。
「基金の確保」は、年度間の財源調整や風水害・地震などの災害時 の財政出動に欠かせないことから、財政目標として有効と言えます。
今後も、一定規模の基金を確保していく必要があります。
(3)目標 3「行政運営経費 80 億円以上の削減」 ①達成見込み
②各年度達成状況
H26末見込み 272億4,000万円
基金残高
目 標 200億円以上の確保
H26当初
予算時 259億5,200万円
行政運営経費
目 標 80億円以上の削減
H26当初
予算時 80億4,200万円
(単位:百万円)
財政目標 H23当初 H24当初 H25当初 H26当初 合計
行政運営経費 80億円以上削減
(H22比)
▲ 538 ▲ 1,203 ▲ 2,965 ▲ 3,336 ▲ 8,042
(単位:百万円)
財政目標 H22決算 H23決算 H24決算 H25決算 H26試算
基金残高
200億円以上確保 24,350 25,819 26,212 29,203 27,240
③要因・有効性
平成26年度当初予算までの4年間の合計で目標を達成しました。 新規事業立案時におけるスクラップ&ビルドの徹底やアウトソー シング(外部委託)による業務のスリム化、人件費・普通建設事業 費の見直しなどを積極的に行ってきたことによるものです。
「経費節減」については、財政運営の基本であり、財政目標に欠か せないものですが、これまで一定規模の行政運営経費を削減してき たことから、今後の財政見通しを踏まえ新たな数値目標を設定し、 引き続き「経費節減」を行っていく必要があります。
2 財政目標の有効性
第4
新たな財政計画の方向性
1 財政健全化対策の構築
本市を取り巻く状況や現計画の検証を踏まえ、次の2つの方向性で、新 たな財政計画の財政健全化対策を構築します。
・負担を先送りしない、将来に責任ある財政運営
将来世代に負担を先送りしない、重荷を背負わせない、「将来に責任
ある財政運営」を実現するため、市債残高を圧縮します。
・身の丈に合った、自立した財政運営
歳入の範囲内で歳出を賄う、「自立した財政運営」を実現するため、 歳入確保と歳出削減の一体的な改革に取り組み、平成29年度には財 政収支の黒字化(収支不足を解消するために基金を取り崩さない状態) を図ります。
これらの視点を踏まえ、理想とする財政運営のすがたを「将来に責任
ある、自立した財政運営」とします。その実現に向けて、以下の具体的な 財政健全化対策に取り組んでいきます。
2 具体的な財政健全化対策 (1)歳入確保対策
①市税の収納率の向上
差押の徹底や不動産公売の定例化、口座振替の促進などにより、市 税の収納率を向上します。また、保育料や市営住宅使用料などに関し ても、差押による滞納処分の強化に取り組み、収納率の向上を図りま す。市税の収納率目標(現年度分 H27:98.1%、H28:98.15%、H29:98.2%)
②市債の抑制
市債残高を着実に圧縮し、将来世代に負担を先送りしないため、「元
金ベースのプライマリーバランスの黒字化」を厳守し、発行額を抑制 します。
③使用料・手数料の適正化
受益と負担の公平性の観点から、統一的な基準を定め、公共施設の
歳入 歳出 歳入 歳出
PB黒字
元金 償還額 市債
市税等の市債以外 の歳入
宮崎市では、市債残高を確実に減少させるため、市債発行額を元金償還額の範囲内に抑える「元金ベースのプライマリーバランスの黒字化」に取り組んでい
市債償還以外の 歳出
市債<元金償還額 市債=元金償還額
市債 償還額元金
市税等の市債以外 の歳入
利払い額 利払い額
市債償還以外の 歳出
均衡 黒字
宮崎市では、市債残高を確実に減少させるため、市債発行額を元金償還額の範囲内に 抑える「元金ベースのプライマリーバランスの黒字化」に取り組んでいます。
黒字の 場合
(2)歳出削減対策 ①人件費の削減
「宮 崎 市 定 員適 正 化 計画 」 に基 づき 、 適正 な 職員 数 を 管 理す る と ともに、外部委託を推進し、人件費を抑制します。
②普通建設事業費の抑制
事業の効果や緊急性などを踏まえて事業の選択と集中を図り、平成 26年度予算の一般財源額(市債を含む)以下に抑制します。
③補助費等の削減
各種団体に対する補助金は、公益性や公平性、必要性を十分に検証 した上で、整理・縮小を図ります。また、公営企業(水道・簡易水道・ 公共下水道・農業集落排水・工業用水道・田野病院)に対して一般会 計から支出する補助金(繰出金)は、各事業の収入増と経費削減によ る経営改善を踏まえ、抑制します。
④物件費の削減
公共施設の有効性、公平性、重複する施設の有無などを分析・検証 し、公共施設の「総量の最適化」「質の向上」に取り組むことで維持 管理経費等の削減を行うとともに、事業評価を活用した事業の見直し などにより事務経費を削減します。
⑤扶助費の抑制
他市の見直し事例を参考にしながら、市単独事業や国、県の水準を 上回って実施している事業の効果や必要性を再点検するなど、扶助費 の抑制の検討を進めていきます。
(3)財政運営対策
①事業評価制度を活用した予算編成
本市では、「事務事業の改革改善の推進」や「市長の政策判断の支 援」を目的として、事業評価制度を導入しています。引き続き、本制 度を活用し、事務事業の有効性や効率性などを点検・評価した上で、 改革改善を進め、評価結果を予算編成に反映させます。
②財政情報の積極的な公表
第5
新たな財政目標
1 新たな財政目標の設定
「第3 現計画の検証」及び「第4 新たな財政計画の方向性」を踏ま
え、3つの財政目標の方向性(「市債残高の圧縮」「基金の確保」「経費節 減」)の具体的な数値目標を次のとおり設定しました。
2 数値目標の設定理由
(1)目標1 市債残高の圧縮
将来に責任ある財政運営を実現するため、引き続き目標として設定し 市債残高を着実に圧縮していきます。
現計画において、5年間で150億円以上の圧縮を達成する見込みで すが、中核市で比較すると、以前として、市債残高が上位であるため、 可能な限り早期に圧縮するため、3年間で120億円以上の圧縮を目標 とします。
なお、今回から平成23年度(現計画H22~H26の期間中)に実 質的に市立化した、公立大学法人宮崎公立大学の債務を含めて目標を設 定します。
(2)目標2 基金の確保
自前の財源である基金の確保は、財政の自立性、持続可能性を確立す る上で、欠かせない取り組みです。また、災害などの緊急時の経費の支 出に対応するためにも、一定規模の確保が必要なことから、現計画と同 額の200億円以上の確保を目標とします。
(3)目標3 歳入歳出改革による一般財源の確保・削減
自立した財政運営を実現するため、歳入確保対策により使用料・手数 料の見直しなどを行うとともに、歳出削減対策により「経費節減」を行 い一般財源の確保を行います。
これまでも、一定規模の経費節減を行ってきたことから、目標額は、 平成27年度から始まる普通交付税合併算定替えの縮減に対応するた
目標1
目標2
目標3
市債残高120億円以上の圧縮を目指す
(対26比 普通会計ベース)
歳入歳出改革による一般財源の確保・削減(13億円)を目指す
(対26比 一般財源ベース)
※使用料・手数料の見直し、人件費、物件費、補助費等の削減
※目標値は、普通交付税の合併算定替え縮減分(H26普通交付税決定額から推計) (目標年度:平成27年度~平成29年度)
財政5基金残高200億円以上の確保を目指す
※財政5基金:財政調整基金、公共施設整備等基金、財源対策債等償還基金 土地開発基金、地域振興基金
3 財政収支試算
財政健全化対策を実施した後の収支を、以下のとおり、試算すると、 平成29年度には、財政収支が黒字となるほか、3つの財政目標も達成で きる見込みです。
(1)財政収支試算
(単位:億円)
前年決算比 前年比 前年比 前年比
505 ▲1.4% 517 2.4% 514 ▲0.6% 514 0.0%
295 ▲5.8% 257 ▲12.9% 242 ▲5.8% 236 ▲2.5%
164 0.0% 156 ▲4.9% 151 ▲3.2% 149 ▲1.3% 臨時財政対策債 72 ▲8.9% 73 1.4% 73 0.0% 73 0.0%
369 ▲0.5% 410 11.1% 426 3.9% 438 2.8%
206 4.6% 203 ▲1.5% 225 10.8% 190 ▲15.6%
1,539 ▲1.2% 1,543 0.3% 1,558 1.0% 1,527 ▲2.0%
205 1.0% 209 2.0% 203 ▲2.9% 201 ▲1.0% 退 職 手 当 18 ▲14.3% 22 22.2% 22 0.0% 19 ▲13.6%
147 ▲15.0% 140 ▲4.8% 140 0.0% 139 ▲0.7%
112 15.5% 112 0.0% 110 ▲1.8% 110 0.0%
202 9.2% 192 ▲5.0% 178 ▲7.3% 160 ▲10.1%
458 0.4% 492 7.4% 502 2.0% 530 5.6%
227 0.4% 221 ▲2.6% 220 ▲0.5% 212 ▲3.6% 元 金 償 還 金 201 0.5% 198 ▲1.5% 196 ▲1.0% 186 ▲5.1%
188 1.6% 185 ▲1.6% 209 13.0% 175 ▲16.3%
1,539 0.9% 1,551 0.8% 1,562 0.7% 1,527 ▲2.2%
※平成26年予算額における歳入には、財政調整基金からの取崩額12億円を含みます。 ※目標の市債残高には、公立大学の債務承継分(H26末約8億6,000万円)を含みます。
257 213 203
1 1,955 0(▲12)
-H29 計画額
0
1,873
8
H28 計画額
▲ 4
1,910
4
H27 計画額
▲ 8 そ の 他
合計(A) 国 ・ 県 支 出 金
目標
財政5基金残高
(※H26は、H26末見込み)
収支(A)-(B)
歳入改革による 一般財源の確保・削減
市債残高
(※H26は、H26末見込み) 歳入
科目 市 税 地 方 交 付 税 市 債
予算額
1,997
272
H26
歳出
扶 助 費 公 債 費
そ の 他 合計(B) 補 助 費 等 普 通 建 設 事 業 費 人 件 費
(参考 試算の前提条件)
○平成26年度は当初予算額、平成27年度以降は試算値とします。 ○地方財政制度は現行制度に変更がないものとします。
○消費税については、現行8%で試算しています。
○試算結果は、今後の経済情勢や地方財政制度などのあり方、さらに、本市の行財政改 革の取り組みによって変動する可能性があります。
①歳入
ア 市税・・・税目ごとの積み上げにより算出 イ 地方交付税・・・
地方財政収支の仮試算(総務省 平成26年8月)【以下、「仮試算」という。】を もとに、市税と連動して算出
ウ 国県支出金・・・歳出推計における扶助費や投資的経費などの推移に応じて算出 エ 市債・・・
建設事業分は、投資的経費の推移に応じて算出。臨時財政対策債は平成26年 度発行可能額と仮試算をもとに算出
オ 分担金・負担金、使用料・手数料・・・
平成25年度決算額の経常収入、平成26年度予算額をもとに算出 カ 地方消費税交付金
「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税 法の一部を改正する等の法律」をもとに、平成25年度決算額、平成26年度予算 額及び仮試算の伸び等を勘案して算出
キ その他・・・
地方譲与税、各種交付金などは、仮試算等もとに算出
②歳出
ア 人件費・・・退職予定者数の推移などに応じて算出
イ 扶助費・・・保育所運営費、生活保護費など、事業ごとの積み上げにより算出 ウ 公債費・・・
平成25年度までに発行した市債の元利償還金に、平成26年度以降発行見込 額の元利償還金を加えて算出
エ 普通建設事業費・・・
新市基本計画のほか、現在見込まれる事業をもとに算出
オ 物件費・・・平成25年度決算額、平成26年度予算額をもとに算出 カ 補助費等、繰出金・・・
(2)基金・市債残高及び公債費等の推移見込み
(3)第四次宮崎市総合計画後期基本計画 財政見通し
1,543 1,551 1,558 1,562 1,527 1,527
▲ 4 0
▲ 8 -200 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600
27年度 28年度 29年度
歳入 歳出 収支
(億円)
※平成29年度での収支黒字化を見込んでいます。 普通会計収支見通し
272 257 213 203
1,910 1,873 1,955
1,997
170
156 151 149
201 198 196
186 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500
H26末 見込み
H27計画 H28計画 H29計画
0 50 100 150 200 250 300
財政5基金残高 市債残高 市債発行額 公債費(元金分)
普通会計 ベース
PB(プライマリーバランス)の黒字化・・・市債発行額が公債費(元金分)を下回っていること。
差
37 42
財 政 5 基 金 残 高 及 び 市 債 残 高
(
億 円
)
公 債 費 及 び 市 債 発 行 額
(
億 円
)
4 財政目標の検証と公表
進捗状況を検証するため、毎年度、将来の財政運営に影響を与える要素 を可能な限り織り込んで、ローリング(見直し)を行い、財政目標の達成 状況について、市のホームページなどを通じて公表します。
1,955 1,910 1,873 149 151 156 1,300 1,400 1,500 1,600 1,700 1,800 1,900 2,000
27年度 28年度 29年度
140 150 160 170 180
市債残高 市債発行額 1,955 1,910 1,873 156 151 149 1,300 1,400 1,500 1,600 1,700 1,800 1,900 2,000
27年度 28年度 29年度
140 150 160 170 180
市債残高 市債発行額 1,955 1,910 1,873 149 151 156 1,300 1,400 1,500 1,600 1,700 1,800 1,900 2,000
27年度 28年度 29年度
140 150 160 170 180
市債残高 市債発行額
市債残高および市債発行額(見込み)
市債残高 市債発行額
(億円) (億円)
257 213 203 0 50 100 150 200 250 300
27年度 28年度 29年度
(億円)
財政5基金残高(見込み)
※財政5基金の残高は、200億円以上の確保を見込んでいます。