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OASIS Web Services Resource Framework (WSRF) Technical Committee

W3C 内:

¾ WS-BPEL

4.1.3.6. OASIS Web Services Resource Framework (WSRF) Technical Committee

Web Services Resource Framework (WSRF) TC の目的は、Web サービスを使い、状態をもつ リソースをモデル化しアクセスするための汎用でオープンなフレームワークを定義するこ とである。これには(1)状態のビューの記述、(2)Web サービスと結びついたプロパティを介 して状態管理をサポートすること、(3)このメカニズムを Web サービスのグループに対して 拡張可能とするための方法の記述が含まれる。

に対応できるという点で貴重な資産である

一方 Web サービスインタフェースは、サービスクライアントとのインタラクションで何ら かの形式の状態を暗黙に持つ場合も多い。あるオペレーションの結果のある側面が次のオ ペレーション実行に影響するような Web サービスを使う場合には何らかの対話スタイルが ある。このようなインタフェースを持つインタラクションにおける状態は、メッセージ交 換の中に含まれたり、参照されたりする。状態の性質について推論がされることもあるが、

これはあるアプリケーション内に固有のものであり、容易なツールかができるような汎用 性はない。

WSRF TC の目標は Web サービスと状態の間の関係を明示的に、標準的にモデル化する使用を 定義することである。これは新たなサービスインタフェースの定義を単純化し、より強力 なディスカバリィ、管理、開発ツールを可能にする。これらの仕様は他の Web サービス仕 様と合成可能であり、アプリケーションが、状態をある QoS(セキュリティ、トランザクシ ョン、信頼性など)でアクセス可能にする。

WSRF TC の作業スコープは、Web サービスが状態をコンシステントにインターオペラブルに アクセスできるフレームワークを定義し、状態を持つリソースを、これをカプセル化する Web サービスを介して間接的にインタラクトできる、アクセスパターンを定義する事である。

ここで、リソースとは以下の特性をもつ論理的な実体ある

・ 識別が可能である。つまりリソースは少なくとも一つの識別子を持つ。

・ 0個以上のプロパティを持つ。プロパティは XML 情報セットで表現できる。

・ ライフサイクルを持つことがある。

この作業では、状態を持つリソースとこれをカプセル化する Web サービスの間の、アーキ テクチャ上の分離を維持し、サービスのリクエスターと状態を持たないサービスの疎結合 性の利点を残し、状態に対するインタラクトの高可用でスケーラブルな手段を提供する。

これには以下が含まれる。

・ Web サービスは、一つ以上の状態を持つリソース、その意味、オペレーションのコンテ キストを結びつけることができる。このリソースは名前、タイプ、状態コンポーネント を持つ。

・ サービスへのリクエスターは間接的に、状態をカプセル化した Web サービス(WS リソー スと言う)を介して状態を持つリソースにアクセスできる。また、この状態への Web サ ービスベースのアクセスによって、状態の、すべての側面の管理ができる。

・ ステートを持つリソースは即時または時刻ベースのスケジュールによって、破棄できる。

・ 状態を持つリソースのタイプ情報は、Web サービスのインタフェース記述(WSDL)と結 びつけることが出来、この Web サービスインタフェースを介して、リソースに対し良形 式の問合せが可能となる。

・ 状態を持つリソースの状態を、Web サービスのメッセージ交換で問合せ、変更できる。

・ 状態をもつリソースをカプセル化する Web サービスへのエンドポイント参照は、これが

不正な場合にはリニューアルできる。例えばネットワークの一時的な障害時にこれが使 われる。

・ 状態を持つリソースをドメインごとの目的によって集めることができる。

この作業の成果は、状態をアクセスする Web サービスの標準によって、新たな Web サービ スインタフェースの定義を大幅に簡素化し、サービスのインタオペラビリティを向上させ、

ツールベンダーの場を拡大させ、Web サービスアプリケーション及びリソースを管理する手 段を提供することである。

WSRF TC は以下の仕様、ペーパーを出発点とする。

・ "Modeling Stateful Resources with Web Service"

¾ http://www.ibm.com/developerworks/library/ws-resource/ws-modelingresourc es.pdf

¾ http://devresource.hp.com/drc/specifications/wsrf/ModelingState-1-1.pdf)

・ "The WS-Resource Framework"

¾ http://www.ibm.com/developerworks/library/ws-resource/ws-wsrf.pdf

¾ http://www-106.ibm.com/developerworks/library/ws-resource/ws-wsrf.pdf

¾ http://devresource.hp.com/drc/specifications/wsrf/WSRF_overview-1-0.pdf) 以上のペーパーは Web リソースの概念で Web サービスがどのようにモデル化されるか を示し、このフレームワークを構成する仕様の概要を示している。

・ WS-ResourceProperties

¾ http://www.ibm.com/developerworks/library/ws-resource/ws-resourcepropert ies.pdf

¾ http://devresource.hp.com/drc/specifications/wsrf/WS-ResourceProperties-1-1.pdf)

この仕様は WS リソースのタイプ定義を Web サービスのインタフェース記述に結びつけ る方法と、WS リソースプロパティの検索、変更、削除のためのメッセージ交換を定義 している。

・ WS-ResourceLifetime

¾ http://www.ibm.com/developerworks/library/ws-resource/ws-resourcelifetim e.pdf

¾ http://devresource.hp.com/drc/specifications/wsrf/WS-ResourceLifetime-1-1.pdf

リクエスターが即時に、または時刻をベースとしたスケジュールされた停止メカニズ

WSRF TC は以下の仕様を作成する。

・ WS-ResourceProperties:上記入力ドキュメントの改訂である。最初のミーティングか ら1年でコミッティドラフトとする。

・ WS-ResourceLifetime:上記入力ドキュメントの改訂である。最初のミーティングから 1年でコミッティドラフトとする。

・ WS-RenewableReferences:Web サービスエンドポイントが古くなった場合に、更新され たバージョンのエンドポイント参照を検索するための情報で、エンドポイント参照を就 職する表記法を定義する。最初のミーティングから1年でコミッティドラフトとする。

・ WS-ServiceGroup:参照による Web サービスのヘテロジェニアスな集まりに対するイン タフェースを定義する。最初のミーティングから1年でコミッティドラフトとする。

・ WS-BaseFaults:Web サービスメッセージ交換でフォルトを返す場合に使用する、基本フ ォルトの XML タイプを定義する。最初のミーティングから1年でコミッティドラフトと する。

現在以下のドキュメントがワーキングドラフトとして参照できる。

・ 2004/12/9:WS-Resource specification

・ 2004/11/30:WS-ResourceProperties (WSRF-RP) specification

・ 2004/11/29:WS-ResourceLifetime (WSRF-RL) specification

・ 2004/11/10:WS-ServiceGroup (WSRF-SG) specification

・ 2004/11/30:WS-BaseFaults (WSRF-BF) specification

又、WS-ResourceMetadataDiscriptor 仕様がワーキングドラフト(2004/10/7)として提出 されている。

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