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Priority claims-9 23.01.2017

The International Patent System

優先権書類の提出期限(規則 17.1 )

出願⼈が受理官庁に直接提出:

優先⽇から16ヶ⽉以内

出願⼈が国際事務局に直接提出:

国際公開前まで

受理官庁に対し、優先権書類を作成し及び国際事務局に送付するよ う請求:

優先⽇から16ヶ⽉以内

Priority claims-11 23.01.2017

The International Patent System

DAS 経由の優先権書類の取得

DAS経由で、国際事務局に対し、先の出願の優先権書類の謄本の 取得を請求することの可能性

当該サービスはAU, CN, DK, EE, ES, FI, GB, JP, KR, MA, NZ, SE 及びUS に出願された国内出願、及びAU, CN, DK, ES, FI, SE 及び

RO/IB(受理官庁としての国際事務局)に出願された国際出願に

ついて利⽤可能

先の国内出願が提出された官庁は第1庁(OFF)、⼜は提供庁

(Depositing Office)として知られている

優先権書類を取得する官庁は第2庁(OSF)、⼜は取得庁

(Accessing Office)として知られている

DAS 利⽤の主なステップ

第1庁に対し、先の出願がDASを通して利⽤できるよう請求する

第1庁(場合によっては第1庁の代わりに国際事務局)が出願⼈にア クセスコードを付与する

PCT国際出願を提出する際、願書の該当欄にチェックを⼊れるとと もにアクセスコードを記⼊し、国際事務局に対しDASを通して優先 権書類を取得するよう請求する

国際事務局は、DAS経由で優先権書類を取得し、出願⼈に対し様式

PCT/IB/304を⽤いて取得の確認書を送付する

Priority claims-13 23.01.2017

The International Patent System

DAS 優先権書類の取得の請求

優先権の詳細に関するページで優先権の主張についてチェック ボックスを選択しアクセスコードを記⼊する

問題となる項⽬

 優先権主張の⽋落

 優先⽇の⽋落

 ⽇付、番号、出願国の表⽰の⽋落

 先の出願の出願⽇が国際出願⽇より12ヶ⽉以上前である

 先の出願がパリ条約の締約国⼜はWTOの加盟国にされていない

該当条⽂:

 第8条

優先権主張の補充及び追加

Priority claims-15 23.01.2017

The International Patent System

優先権主張の補充⼜は追加 (規則 26 の 2 ) 優先⽇が変更される場合(1)

該当する項⽬:

 既に出願に記載されたどの優先権主張よりも先の出願⽇を有する 優先権主張を追加する場合

 最先の優先権主張の出願⽇を補充する場合

適⽤される期限:

 国際出願⽇から4ヶ⽉以内; ⼜は

 次の期限が上記4ヶ⽉よりも遅い場合には、次の期限のうち早く満 了する期限:

 補充⼜は追加前の優先⽇から16ヶ⽉

 補充⼜は追加後の優先⽇から16ヶ⽉

 受理官庁⼜は国際事務局が優先権主張を無効とみなす旨を宣⾔す る前であり、かつ、上記期間の満了の後、1ヶ⽉以内に受理した優

優先権主張の補充⼜は追加 (規則 26 の 2 )

優先⽇が変更される場合(2)

Priority claims-17 23.01.2017

The International Patent System

該当する項⽬:

優先権主張の出願⽇を変更しない補充

既に出願に記載された最先の優先権主張よりも後の出願⽇を有 する優先権主張を追加する場合(例、⼆番⽬の優先権主張)

最先ではない優先権主張の出願⽇を補充する場合

優先権主張の補充⼜は追加 (規則 26 の 2 ) 優先⽇が変更されない場合(1)

適⽤される期限:

規則26の2.1(a):

 国際出願⽇から4ヶ⽉以内; ⼜は

 優先⽇から16ヶ⽉

どちらか遅く満了する期間

 受理官庁⼜は国際事務局が優先権主張を無効とみなす旨を宣⾔する 前であり、かつ、上記期間の満了の後、1ヶ⽉以内に受理した優先 権主張の補充は、上記期間の満了の前に受理したものとみなす(規

優先権主張の補充⼜は追加 (規則 26 の 2 )

優先⽇が変更されない場合(2)

Priority claims-19 23.01.2017

The International Patent System

受理官庁⼜は国際事務局による 補充の求め(1)

様式:

 受理官庁: 様式PCT/RO/110

 国際事務局: 様式PCT/IB/316

次の場合に求め(規則26の2.2(a))が出される:

 優先権の主張が規則4.10に定める要件を満たしていない

 優先権主張における表⽰がこれに対応する優先権書類に記 載されている表⽰と合致しない

 国際出願の国際出願⽇が優先権期間の満了の⽇の後である

国際出願⽇が優先期間の満了の⽇の後であるが、優先期間の満了の

⽇から2ヶ⽉以内であるときは、受理官庁は優先権の回復のための 請求の提出の可能性(規則26の2.3)を出願⼈に通知する

出願⼈が求めに応じて優先権主張の補充を⾏わない場合には、その 優先権主張は、PCTの⼿続き上、無効とみなされる(規則26の 2.2(b))

受理官庁⼜は国際事務局による

補充の求め(2)

Priority claims-21 23.01.2017

The International Patent System

ただし、優先権主張は、次のいずれかの理由のみでは無効とはみ なされない(規則26の2.2(c)):

 先の出願の番号の表⽰が⽋落; ⼜は

 優先権主張における表⽰がこれに対応する優先権書類に記載 されている表⽰と合致しない; ⼜は

 国際出願⽇が優先期間が満了した⽇よりも遅い⽇であって、

当該満了の⽇から2ヶ⽉の期間内

受理官庁⼜は国際事務局による 補充の求め(3)

PCTの⼿続き上、優先権主張が無効とみなされた場合であっても、

指定官庁は、国内法に従って、その優先権主張を認めることがで きる

第三者への注意: 指定国ごとに異なる優先⽇が適⽤される可能性 がある(規則26の2.2(d) 及び48.2(a)(ix))

受理官庁⼜は国際事務局による

補充の求め(4)

Priority claims-23 23.01.2017

The International Patent System

優先権の主張に関する公表(1)

無効とみなされた、⼜は以下の理由のみで無効とみなされなかった優先 権の主張に関する情報は:

 出願番号が⽋落している

 優先権の主張における表⽰と合致しない

 国際出願⽇が優先期間外であるが、優先期間の満了の⽇から2ヶ⽉

の期間内である

国際事務局によって、該当する場合、出願⼈の提出した当該優先権の主 張に関する情報とともに、無料で公表される(規則26の2.2(d))

規則26の2.1(a) に基づく優先権の主張の補充及び追加:

優先権の主張の補充⼜は追加の期間の満了後、出願⼈は、以下を 条件として、国際事務局に優先権の主張に関する情報を公表する ことを請求できる(規則26の2.2(e)):

 優先⽇から30ヶ⽉以内

 ⼿数料の⽀払い

優先権の主張に関する公表(2)

Priority claims-25 23.01.2017

The International Patent System

優先権の回復 – 権限のある機関

国際段階では受理官庁(規則26の2.3)

国内段階では指定官庁(規則49の3.2)

優先権の回復 適⽤される基準

適⽤される基準: 規則262.3(a) 及び493.2(a)

回復のための⼆つの基準:

 優先期間の徒過が、状況により必要とされる相当な注意 を払ったにもかかわらず⽣じた場合

 優先期間の徒過が、故意ではない場合

全ての官庁は、これらの基準のうち少なくとも⼀つを適⽤す るものとし、また、これら両⽅を適⽤することができる; 指定 官庁は、国内法令の規定に基づいて、出願⼈の⽴場から⾒て、

Priority claims-27 23.01.2017

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受理官庁による回復(規則 26 の 2.3 )

要件:

 受理官庁に回復の請求を提出

 期限: 優先期間の満了の⽇から2ヶ⽉

 優先期間内に国際出願が提出されなかったことの理由の陳述

 望ましくは、理由の陳述を裏付ける申⽴てその他証拠の提出

 該当する場合、回復請求⼿数料の⽀払い

受理官庁による回復 IB への書類の送付

基本原則: 優先権回復請求に関して出願⼈から受領した全ての書類 のROからIBへの転送義務付け

例外:

ROは、出願⼈による理由を⽰した請求により、⼜は当該ROの決 定に基づき、以下の場合には情報を転送しない

 当該情報が国際出願について公衆に周知する⽬的に明らかに 資さないこと

 当該情報の公開⼜は公衆による利⽤により、いずれかの者の 個⼈的な⼜は経済的な利益が明らかに損なわれること

Priority claims-29 23.01.2017

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受理官庁による回復の拒否の効果

(規則 26 の 2.3 )

国際出願⽇より14ヶ⽉以内に出願された先の出願に基づく優先権の 主張は、

 受理官庁によって優先権が回復されていなくても、国際出願は 維持 (規則26の2.2(c)(iii))

 国際段階における期間を計算する基礎となる

国内段階における当該優先権の主張の有効性は保証されない

国内段階における優先権の回復の効果

(規則 49 の 3.1 )

国内段階における受理官庁による優先権の回復の効果:

 受理官庁が「相当な注意」を基準として回復した場合には、

全ての指定官庁で有効

 受理官庁が「故意ではない」を基準として回復した場合には、

同様の(もしくはより緩やかな)基準を採⽤する指定官庁で のみ有効

 受理官庁による回復は指定官庁を完全に拘束するものではな い: 指定官庁による限定的な検査は可能

Priority claims-31 23.01.2017

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留保した官庁

国際事務局に規則26の2.3(a) から(i)、規則49の3.1(a) から(d) 及び/⼜

は規則49の3.2(a) から(g) が国内法令に適合していないことを通報した 官庁:

 受理官庁として不適合(規則26の2.3(j)):

BE, BR, CO, CU, CZ, DE, DZ, GR, ID, IN, IT, KR, NO, PH

 指定官庁における受理官庁の決定の効果との不適合(規則49の 3.1(g)):

BR, CA, CN, CO, CU, CZ, DE, DZ, ID, IN, KR, LT, MX, NO, PH, TR

 指定官庁として不適合(規則49の3.2(h)):

BR, CA, CN, CO, CU, CZ, DE, DZ, ID, IN, KR, MX, NO, PH, TR PCT留保及び不適合の表を参照

www.wipo.int/pct/en/texts/reservations/res_incomp.html

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