第 2 章 GNOME 環境の概要
2.3. GNOME クラシック
GNOME クラシックは、Red Hat Enterprise Linux 6 で使用されていた GNOME 2 環境に似た、より従 来的なデスクトップの使用感を好むユーザー向けのモードです。これは GNOME 3 テクノロジーに基づ いておいて、GNOME 2 に似た機能が複数含まれます。
GNOME クラシックユーザーインターフェースは、次の主なコンポーネントから成ります。
アプリケーションおよび場所 アプリケーションおよび場所
アプリケーション
アプリケーションメニューは画面の左上に表示されます。ユーザーはここから、カテゴリー別にま とまっているアプリケーションにアクセスできます。ウィンドウの概要を有効にすると、そのメ ニューからアクティビティーの概要アクティビティーの概要を開くこともできます。
場所
場所メニューは、トップバーのアプリケーションアプリケーションメニューの横に表示されます。ユーザーは、ここ からダウンロード、写真ダウンロード 写真などの重要なディレクトリーに簡単にアクセスできます。
タスクバー タスクバー
タスクバー
タスクバーは画面下部に表示されます。以下の機能が含まれます。
ウィンドウリスト
ウィンドウリストの横に表示される通知アイコン
通知アイコンの横に表示される現在のワークスペースの短い識別子、および利用可能なワー クスペースの合計数
4 つの使用可能なワークスペースつの使用可能なワークスペース
GNOME クラシックでは、ユーザーが利用できるワークスペースの数はデフォルトで 4 に設定され
ています。
最小化ボタンおよび最大化ボタン 最小化ボタンおよび最大化ボタン
GNOME クラシックのウィンドウのタイトルバーは、ユーザーがウィンドウリストに対してウィン
ドウを簡単に最小化したり、デスクトップ上のすべてのスペースを占めるようにウィンドウを最大 化したりすることを可能にする最小化ボタンおよび最大化ボタンを特長としています。
従来の
従来の Super+Tab によるウィンドウ切り替えによるウィンドウ切り替え
GNOME クラシックでは、ウィンドウスイッチャー Super+Tab で表示されるウィンドウは、アプリ
ケーションごとにグループ化されません。
システムメニュー システムメニュー
システムメニュー
システムメニューは右上隅にあり、以下のアクションを有効にします。
設定の更新 音声バーの制御
Wi-Fi 接続の情報の検索
ユーザーの切り替え ログアウト
コンピューターの電源オフ
Rhythmbox アプリケーションと、アプリケーションメニューのお気に入りサブメニューを備アプリケーションと、アプリケーションメニューのお気に入りサブメニューを備 えた
えた GNOME 3 クラシックデスクトップクラシックデスクトップ
GNOME クラシックでは、開いているウィンドウの概要はデフォルトでは使用できません。画面下部の タスクバー
タスクバーに、開いているすべてのウィンドウの一覧が表示されます。ただし、「GNOME クラシッ クでウィンドウの概要の有効化」の説明に従って GNOME クラシック環境のデフォルト設定を変更す ることにより、GNOME Standard でデフォルトで使用可能なものと同様のウィンドウの概要を有効に できます。
2.4. GNOME クラシックでウィンドウの概要の有効化
GNOME クラシックでは、開いているウィンドウの概要はデフォルトでは使用できません。この手順に
より、システム上のすべてのユーザーのウィンドウの概要が有効になります。
重要 重要
この手順でウィンドウの概要を有効にしても、永続的な変更ではありません。
gnome-classic-session パッケージを更新するたびに、構成ファイルがデフォルト設定に上書き
され、ウィンドウの概要が無効になります。
ウィンドウの概要を有効にしておくには、gnome-classic-session を更新するたびに手 順を適用してください。
手順 手順
1. root ユーザーとして /usr/share/gnome-shell/modes/classic.json ファイルを開きます。
2. ファイルで次の行を探します。
"hasOverview": false
3. その行を次のように変更します。
"hasOverview": true
4. 変更を保存し、/usr/share/gnome-shell/modes/classic.json ファイルを閉じます。
5. ユーザーセッションを再起動します。
検証手順 検証手順
1. GNOME クラシックセッションで、複数のウィンドウを開きます。
2. Super キーを押して、ウィンドウの概要を開きます。
3. その概要で、次を確認します。
ダッシュ
ダッシュ (画面の左側にある垂直パネル) が表示されます。
下部のパネルは表示されません。
ワークスペーススイッチャーは、画面の右側に表示されます。
「
「hasOverview: true」を使用したウィンドウの概要」を使用したウィンドウの概要
デフォルト設定 ("hasOverview": false) では、概要に次の機能があります。
ダッシュ
ダッシュは表示されません。
下のパネルが表示されます。左側にはウィンドウピッカーウィンドウピッカーボタンがあり、右側にはワーク スペーススイッチャーがあります。
「
「hasOverview": false」を使用したウィンドウの概要」を使用したウィンドウの概要