校正後には、マルチプライヤまたはスロープ校正ファクタの「M」と Adder またはオ フセット校正ファクタの「A」が表示されます。
[Yes] を選択すると、新しい校正値が保存されて画面で確認できます。ISM センサー を接続する場合、校正データはセンサに保存されます。
[センサー サイインストール] と [ENTER ヲ オス] というメッセージがディスプレイに 表示されます。[Enter] を押すと、M300 は通常の測定モードに戻ります。
7.2.3 プロセス校正
7.1 章「校正モード」で示したように導電率センサの校正を選択し、いずれかの補正 方法を選択します(7.2 章「導電率/比抵抗校正」を参照)。
プロセス校正を選択して [ENTER] を押します。導電率センサにより、プロセス校正が 常にスロープ校正として実施されます。
サンプルを取得して [ENTER] キーをもう一度押し、現在の測定値を保存します。
校正中の場合、校正で使用されているチャンネルを示す [A] または [B] がディスプレ イで点滅します。
サンプルの導電率の値を決めた後、校正を続行するために [CAL] キーをもう一度押し ます。
サンプルの導電率の値を入力し、[ENTER] キーを押して校正結果の計算を開始します。
校正後には、マルチプライヤまたはスロープ校正ファクタの「M」と Adder またはオ フセット校正ファクタの「A」が表示されます。
[Yes] を選択すると、新しい校正値が保存されて画面で確認できます。
7.3 DO(溶存酸素)センサ校正
DO センサ校正では、1 点校正またはプロセス校正を行います。
7.3.1 1 点校正
正確に行うために、空気校正の前に、8.2.4.3 章「溶存酸素パラメータ」で示したよ うに気圧と相対湿度を入力します。
7.1 章「校正モード」で示したように酸素校正モードを選択します。
DO センサ校正は、常に 1 点大気開放 (スロープ) またはゼロ点(オフセット)校正で す。1 点スロープ校正は、空気中で行われ、1 点 オフセットは、0 ppb DO で行われ ます。1 点ゼロ校正は行えますが、非常に実施することが難しいので、通常推奨して いません。
1 点校正を選択した後、スロープまたはゼロポイントを選択し、[ENTER] を押します。
センサを校正ガス(例えば空気)または溶剤の中に置きます。[ENTER] を押します。
7.3.1.1 自動モード
h
注: ゼロポイント校正では、自動モードは利用できません。自動モードが設定されて いても(8.2.4.3 章「溶存酸素パラメータ」を参照)オフセット校正が実行されない 場合、変換器は手動モードで校正を実施します。小数点と単位も含めて値 (Point 1) を入力します。2 番目の値は、センサで実測され た値です。
安定化基準が満たされると、ディスプレイが変化します。ディスプレイに、校正結 果としてスロープ "S" とオフセット値 "Z" が表示されます。
[Yes] を選択すると、新しい校正値が保存されて画面で確認できます。ISM センサー を接続する場合、校正データはセンサに保存されます。
7.3.1.2 手動モード
小数点と単位も含めて値 (Point 1) を入力します。2 番目の値は、センサで実測され た値です。
この値が安定しているときは、[ENTER] を押します。
校正後に、スロープ校正ファクタ「S」とオフセット校正ファクタ「Z」が表示され ます。
[Yes] を選択すると、新しい校正値が保存されて画面で確認できます。ISM センサー を接続する場合、校正データはセンサに保存されます。
[センサー サイインストール] と [ENTER ヲ オス] というメッセージがディスプレイに 表示されます。[Enter] を押すと、M300 は通常の測定モードに戻ります。
7.3.2 プロセス校正
7.1 章「校正モード」で示したように酸素校正モードを選択します。
プロセス校正を選択した後、スロープ (Slope) またはゼロポイント (ZeroPt) を選択 し、[ENTER] を押します。
サンプルを取得し、[ENTER] キーをもう一度押して、現在の測定値を保存します。進 行中の校正プロセスを表示すると、A または B (チャンネルによって異なる) が画面で の左上で点滅します。
O2 のサンプルの値を決めた後、校正を続行するために [CAL] キーをもう一度押します。
O2 のサンプルの値を入力し、[ENTER] キーを押して校正を開始します。
校正後に、スロープ校正ファクタ「S」とオフセット校正ファクタ「Z」が表示されま す。[Yes] を選択すると、新しい校正値が保存されて画面で確認できます。ISM セン サーを接続する場合、校正データはセンサに保存されます。左上の端の A または B は 20 秒後に消えます。
7.4 オゾン校正(ソーントン モデルのみ)
溶存オゾンの校正は 1 点校正でオゾンはすぐに変化して酸素になってしまうので
(特に暖かい温度では)すぐに実行する必要があります。