ラストバトルにおいて、防御は非常に重要である(死んだら終わりだから…)。
といっても、やる作業は単純である。ここでは、装備は筆者推奨の組み合わせで 考えていく。別の装備でやりたい、という人は各自考えてもらいたい。しかし、基 本は同じはずである。
破壊するものは、基本的に連続攻撃を仕掛けてくる。例えば、メガサクション
2
連発、マッドサンダー、…等々。筆者の装備は王家の指輪があるので、麻痺し ていているときに死神のカマやメイルシュトロームを食らっても即死することは ない。しかし、雷だけは要注意である。というのも、ラバーソウルを装備してい ないため、ムーングロウをかけてなければ大体200
超のダメージを食らう。これ をもしマッドサンダーで3
回連続食らってしまうと800
近くHP
が減ってしまう。もし
HP
が800
以下であったら、その時点で負けである。水鏡の盾があれば、3回のうち
1〜2
回防いでくれる。上手くいけば3
回とも防 御できることがある。しかし、3回すべて食らってしまうという前提で回復は行っ ていなければならない。また、最悪の場合マッドサンダーは3
連続で来ることが ある(筆者体験)。この場合は、かなりの確率で死ぬ。運が悪かったと思ってあき らめるしかない。ただ、多くの場合マッドサンダーが連続で来るときは獣魔の翼を消した後であ るから、あらかじめムーングロウなどをかけておくなどの工夫が必要である。
回復自体は少々の攻撃であれば王家の指輪の回復
99
で結構いける。ただ、HP が600
を下回りそうになったら即座に回復させること。マッドサンダーの落雷を3
回連続食らったら即死してしまう。回復させるときは振り逃げを使い、隠れて いた方がよい。そうして適宜回復を行いながら戦っていると、獣魔の翼(あるいは闇の翼)が 発動する。
3.3.3 獣魔の翼発動後の戦略
筆者の場合、2回の獣魔の翼発動を目指しているから、むやみやたらにダメー ジを与えすぎないようにしている。しかし、なるべくダメージを与えておきたい のなら、
振り逃げ→シャドウサーバント→ムーングロウ→ハードファイアー
のように、シャドウサーバントを使って分身剣によるダメージを
9999
にする。ムー ングロウは獣魔の翼を消した後の攻撃に備えるため、あとハードファイアーは素 早さを上げるためである。筆者は隠れた後は必ずこのパターンを行っている(振 り逃げパターン)。もしシャドウサーバントが消されないまま獣魔の翼を消すことができたら、あ とはダメージを与え放題である。たまに消されることもあるが、大体次の獣魔の 翼(あるいは闇の翼)発動まで持つことが多い。
ちなみに、魔貴族によって獣魔の翼の
HP
は異なっている。フォルネウス、ア ウナスはHP
が15000
程度しかないように思われる。また、ビューネイ、アラケ スはHP
が20000
程度のようである。上のようにして獣魔の翼をつぶしていくと、ついに闇の翼が発動する。
3.3.4 闇の翼発動後の戦略
闇の翼になったときにまず考えるのは、残りの
HP
である。闇の翼の前は大概 連続攻撃があり、ダメージを食らっていることがほとんどであると思うが、もしHP
が400
を切っていると要注意である。HP
が400
以下のときこの場合は、回復が間に合わなければ最初のターンにいきなり殺される。回復 は、生命の杖のパワーヒールでは間に合わず、ムーンシャインで行うしかないが、
先制攻撃されたら終わりである。というわけで、一か八かでムーンシャイン、と いう感じになるだろう。まあ、運が悪ければ死んでしまう。
HP
が400〜600
のときこの場合は何もしなくても死なない可能性もあるが、まだ危険である。例えば、
HP
が500
なら、明王拳を食らったときに大体400
ほど減るので、ターン最後のHP
減で死ぬ。他にも、400以上のダメージのある攻撃を食らえば、同様に死んで しまう。したがって、この場合も基本的には回復をすべきであろう。他の方法としては先制で「振り逃げ」を行い、相手の直接攻撃を避ける手もあ る。実は、筆者はこの
HP
帯ではこの方法を使うことが多い。経験上、振り逃げ が先になる場合が多いからである。確実に死にたくないのなら、回復をすべきである。ただしこの場合はパワーヒー ルでも十分だろう。
HP
が600
以上のときほぼ死ぬ可能性は
0
なので、先程述べた「振り逃げパターン」を行う。すなわ ち、振り逃げ後にシャドウサーバント、ムーングロウ、ハードファイアーを行う。隠れていても、アビスの風などの全体攻撃は当たるので、食らったらムーンシャ インかパワーヒールで回復しよう。この場合は、シャドウサーバントの効果があ り
2
倍回復ができる。ところで、
アビスが破壊の力で満たされるわ・・・ もう ぼくたちにはおさえられない!
というメッセージが出るまでは、闇の翼を消すことができる。前に述べたが、序 盤に発動した場合は結構厄介で、闇の翼を消しつつ戦闘することになるだろう。
特に多いのが「振り逃げパターン」のシャドウサーバントで闇の翼が消え、光 の翼が発動する、というもの。これによって
HP
が500
近く回復するが、まだシャ ドウサーバントの効果は残っているので、次の攻撃は必ず2
回攻撃である。ただ、振り逃げで隠れているときの攻撃力は普通よりも小さくなる場合が多いので、
2
回 攻撃をしても9999
与えることはまれである。それでも、シャドウサーバントは全 体攻撃では消えないので、上手くいけばそのまま2
回攻撃を続けることができる だろう。では、上のようなメッセージが出たらどうするか。基本的には「振り逃げパター ン」を多用することになるが、ムーングロウ、ハードファイアーの効果は持続す るので、
振り逃げ→シャドウサーバント→攻撃→…攻撃を受けたら振り逃げで隠れて 回復→(シャドウサーバント)→攻撃→…
というパターンで筆者はいつも倒している。シャドウサーバントは相手の直接攻 撃を
1
回防いでくれるという効果もあるので、助かる。例えば、明王拳、マイティ サイクロン等の大ダメージのものを防げるのは大きい。また、フェイタルミラー で自分に攻撃したとしても当たることはほとんどない1)。ただ、隠れていてもアー スライザーをされるとシャドウサーバントは消されるので、その点は注意したい。アースライザーを多用されないパターンに持っていくことも大切である。まあ、
その辺は運にもかなり左右される。
1)実は、筆者はシャドウサーバントをしている にもかかわらず分身剣で自分を
2
回切り裂いた経験がある。あれはバグだったのかも・・・ 原因は不明である。
ところで、あのメッセージが出ない限りでは光の翼を発動させることができる わけだが、その場合、振り逃げで隠れて月術を何回も行う、という方法でやると よい。アビスの風、メイルシュトローム、アースライザー以外の攻撃は当たらな いので、ムーンシャインでやっていればまず死ぬ可能性はない。
そんな風にして相手の攻撃を何回も凌いで攻撃をしていると、ようやくラスボ スはあの世行き、ということになるわけである。慣れたら、わりと単純作業で倒 せるようになるだろう。
... 3.4 ...
感想
いやはや、長いこと一人クリア戦術を述べてきたわけだが、この他にもよい方 法はあるだろう。もしご存知の方は筆者に教えていただきたい。
しかし、こうしてみると、いろいろなことをやりながら上のような戦術を編み 出したわけだが、書くと意外に多いものである。やっていることは単純な気もす るのだが…文章にまとめるのは結構大変なことだと気づいた。途中でやめようと 思ったこともあるが、ここまで書いたんだから、とあきらめずに根気よくタイプ を試みた次第である。ここに書かれている内容が、これからロマンシング・サガ
3
をやろうという奇特な方の、あるいはもうすでにやりこんだ人への参考になれ ば幸いである。ちなみに、筆者はどのゲームに関してもこのような文章を書こうという気にな るわけではなく(当然だが…)、ロマサガシリーズは特に
2,3
が完成度が高く、筆 者のお気に入りであったわけである。2は最も完成度が高いがゆえに、やりこみ記 録を載せるだけでも相当な分量になる。それに対して3
は、ほぼ一定のやり方で 最後までいけるので、文章にしてもそれほど多くはなっていない。もちろん、全 部を述べていないということもあるのだが。ただ、アイテム収集とかならどこか のウェブページに載っているだろうから、筆者がわざわざ書く必要もないように 感じた。それよりは、他では書いていないようなことをある程度まとまった形で 提供できればいいな、と思ってこの文章を書く決意をしたのである。実は、ロマサガ
2
もある一定のやり方があり、いつの時期にどの技を覚える、と いったマニュアル的な攻略も可能である1)。しかし、そのやり方はあまり容易では なく、やれといわれたらできるが文章にきちんとまとめるのは厄介である。ある 程度感覚的にこういう風にしたらよい、ということは分かっているのだが。それ ほど2
は奥が深いのである。そのようなこともいずれ文章にできたらなあ、と思 う今日この頃である。1)もちろん、時期を逃しても技を覚えられなく なるということはない。ロマサガ
2
では敵のレベルとキャラクター(クラス)が技のひら めきに関係している。