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目標と実績 製品の安全な輸送 物流における環境負荷低減の取り組み

目標と実績 製品の安全な輸送 物流における環境負荷低減の取り組み

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当社グループの製品は、高圧ガス、危険物、毒劇物など法令等で管理や取り扱 いが定められた化学物質もあるため、製品の安全輸送には万全の注意を払って います。物流を委託する物流協力会社に対しては、製品の取り扱い・保管上の注意(危 険性、有害性など)に関する情報として、法令上提出義務のない製品も含めて 安全データシート(SDS )を提供しています。また、輸送時に万が一、事故 が発生した場合に備え、事故発生時にとるべき措置や関係先への通報内容を記 載したイエローカードの携行を危険品、非危険品にかかわらず義務付けていま す。

SDS:安全データシート(Safety Data Sheet)

事業者が化学物質などを他の事業者に出荷する際に、相手方に対して提供す るデータシートで、物質名、供給者名、危険有害性、安全対策および緊急事 態での対応などの情報を記載するもの。

イエローカード

物流

製品の安全な輸送

物流協力会社との対話

三井化学グループでは、物流協力会社と一体になった安全活動を行っています。

各工場物流担当部署は、物流協力会社とおおむね月に1回物流協議会を開催し、物流事故などの情報の共有化、「ヒヤリ ハット 」の事例検討、現場パトロールや教育を行い、コミュニケーションを図っています。また、「七ゲン主義 」に 基づいて、物流協力会社のRC監査、現場作業者との安全対話を実施し、誤出荷・誤納入の撲滅、製品漏洩の撲滅など物流 事故の未然防止に努めています。

また3PL(Third Party Logistics) で管理している製品についても3PL会社が主導し、各工場物流担当部署が協力する形 で上記同様の活動を行っています。

ヒヤリハット:

重大な災害や事故には至らないものの、ヒヤリとしたり、ハッとした事例のこと。

七ゲン主義:

“現場”・“現物”・“現実”、“原理”・“原則”・“原点”・“人(間)を大切に”、に基づいて種々の対応を図ること。

3PL(Third Party Logistics):

物流機能の全体もしくは一部を、第三の企業に委託することで実現する物流業務形態のひとつ。

SDS・イエローカードによる安全対策

事故・労働災害の根絶に向けた活動

物流業務の中には高所作業があります。一例としてローリー充填作業においては3m以上の高所で作業をする必要があり、

乗務員の安全確保のため、転落防止の安全帯使用を義務付け、推進しています。また、熱傷・薬傷防止のため、保護具の 着用を義務付けています。

また、安全基本ルールの「1.バック時、よく見えなければ必ず『降車』して安全確認 2.停車時、『ブレーキロック』を確

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当社グループでは、製品輸送中に事故が発生した場合に、

その被害を最小限に抑えるため、「三井化学グループ構外 物流事故・緊急連絡網及び応援体制」(MENET)に関す る規則を定めています。MENETでは国内を6地区に分 け、24時間出動できる体制を整えています。 また、年 に2回、緊急通報・出動訓練を行っています。

さらに、2015年10月より、事故発生時の早期対応、被害 拡大防止を目的とし、一般財団法人 海上災害防止セン ターと契約、同法人の「危険物質事故対応サービス

(HAZMATers:ハズマッターズ)」を導入しました。

本サービスの利用により事故発生時の主要対応拠点が7ヵ 所から9ヵ所に増加し、迅速な対応が可能になるととも に、同センターの専門的知見および資機材を活用すること で、被害拡大防止により効果的な施策を打つことが可能に なります。

MENET応援基地 事故発生時の拡大防止

目標と実績 製品の安全な輸送 物流における環境負荷低減の取り組み

贈呈式 エコレールマーク認定書(企業認定)

エコレールマーク認定書(製品認定)

物流

物流における環境負荷低減の取り組み

三井化学グループは環境負荷の低い物流体制の構築に努めています。

積載効率の向上、モーダルシフトの推進(トラックから海上輸送、鉄道へのシフト等、エネルギー効率の良い輸送手段へ 転換すること)等を通じて、エネルギーの効率利用を図り、CO 排出量の削減に取り組んでいます。

これまでの取り組みの結果、2014年度には国土交通省が設置している「エコレール運営・申請委員会」より「エコレール マーク認定企業 」として認定されています。

2015年度における製商品の輸送によるエネルギー消費原単位は6.85KL/千tで、2014年度対比で94.5%となりました。 今 後ともエネルギーの効率利用に努め、CO 排出量の減少を図ることで、環境保全に努めます。

エコレールマーク企業認定基準 :

500km以上の陸上貨物輸送のうち15%以上鉄道を利用している企業の中で

・ 数量で年間15,000トン以上

・ 数量×距離で年間15,000万トンキロ以上 のいずれかで輸送に鉄道を利用している企業

エコレールマーク認定登録商品

アクリルアマイド、ハイドロキノン、イソプロピルアルコール、コスモネート MDI、コスモネート TDI、ドロクロー ル、三井PET 、高純度テレフタル酸

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人権の尊重

三井化学グループは、「人権」を普遍的な価値ととらえ、

企業活動を通じて「誠実な行動」、「人と社会を大切に」

を実践することを推進しています。

人権についての基本的な考え方

お客様とともに

三井化学グループは、お客様の日々の快適な生活を支え、

少しでもお役に立つため、グループ一丸となってお客様の ニーズにお応えします。

お客様の満足のために お客様からの表彰

取引先とともに

三井化学グループは、公正・誠実な購買活動で、取引先と ともに持続可能な取り組みに努めています。

目標と実績 取引に関する方針 CSR調達

株主・投資家とともに

三井化学グループは、株主・投資家の皆様に適時適切な情 報発信を行い、皆様の信頼に応えることを目標としていま す。

目標と実績

株主・投資家への情報開示

従業員とともに

三井化学グループは、従業員が仕事を通じて「生きがい・

働きがい」を実感できるような最高の環境を提供していき ます。

目標と実績 人材の育成

働きやすい職場環境づくり ダイバーシティの推進 社員の健康づくり

産官学界とともに

三井化学グループは、産官学と連携し、オープンイノベー ションを積極的に推進することにより、事業の拡大を図っ ています。

目標と実績

産業界との連携の推進

共同研究・共同研究プロジェクトの推進 グローバル連携の推進

私たち三井化学グループが社会の一員として存在し続けるためには、ステークホルダーの皆様から何を 求められているのか、何を期待されているのかを常に敏感にとらえるよう努めなければならないと考え ています。そのために様々なステークホルダーの皆様とのコミュニケーションを大切にしながら、いろ いろな取り組みを実施しています。

地域社会とともに

三井化学グループは、常に開かれた事業所を目指し、様々 な取り組みを通して地域社会との共生に努めています。

目標と実績 地域対話 地域からの表彰

社会貢献活動

三井化学グループは、ステークホルダーの皆様からの期 待、視点を踏まえて「三井化学グループ社会活動方針」に 基づいた様々な活動を実施しています。

目標と実績 次世代育成

環境コミュニケーション 社員の社会貢献活動参加支援 災害支援

東日本大震災 復興支援

社会からの表彰

三井化学グループの様々な活動の成果と実績が認められ、

数々の表彰を受けました。

社会からの表彰

人権についての基本的な考え方

国連グローバル・コンパクト

人権の尊重

人権の尊重は、グローバルに事業活動を行っていく上で基本となる事項です。三井化学グループは、「三井化学グループ 行動指針」および「三井化学グループ人材マネジメント方針」により、法令遵守、個人の多様な個性・考えを尊重し、性 別・人種・国籍・ 年齢・宗教などに基づく一切の差別を行わないこと、そしてあらゆるハラスメントを許さず、人権擁護 を支持し、尊重することを表明しています。私たちは社会の一員として「誠実な行動」、「人と社会を大切に」、「夢の あるものづくり」を実践することを通じて、国連グローバル・コンパクトが定める、「人権」を含む10原則の遵守・推進 に努めています。

人権についての基本的な考え方

三井化学グループは、「世界人権宣言」、国際労働機関(ILO)「労働における基本的原則及び権利に関する宣言」、「国 連グローバル・コンパクト」を反映した「人権についての基本的な考え方」を定めています。

1.国際基準の支持

当社は、2008年1月に国連グローバル・コンパクトに署名しています。

また、「世界人権宣言」等、国際的に宣言されている基本的人権を尊重し、これを侵害しません。

2.労働基本権の尊重

当社は、労働者の団結権、団体交渉の権利など、労働基本権を尊重します。

3.強制労働・児童労働の禁止

当社はあらゆる国・地域におけるすべての企業活動において一切の強制労働や児童労働を行いません。

4.差別禁止

当社は性別・人種・国籍・年齢・宗教などに基づく一切の差別を行いません。

人権の啓発に向けた取り組み

当社は、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンの人権に関する分科会に参加し、人権NGOや参加企業ととも に国際的な人権課題など企業が留意すべき事項についての学びや討議に参加しています。分科会活動を通じて人権課題へ の理解を深め当社グループの啓発活動に活かしていきます。

企業活動は、すべて「人」によってなされるものであることから、当社グループは、従業員を最も重要な財産と位置付 け、次のような項目について配慮することに努めています。

人材の育成

人材育成・グローバル人材の確保 ワーク・ライフ・バランスの推進 両立支援制度

ダイバーシティの推進 社員の健康づくり リスクホットライン制度

投資における人権への配慮

事業展開などで重要な投資案件については、投融資検討会で投資先の人権課題などについて確認をしています。また法務 デューデリジェンスの中で、各国の労働関連法規などもふまえて人権についても配慮を行っています。