◆期日 平成20年2月17日(日)
◆会場 高松テルサ
◆当日のスケジュール 12:00 登録受付開始 13:00 開会
開会行事
13:30 フォーラム テーマ
「 我がクラブ 自慢の奉仕活動 」15:40 閉会行事
16:00 閉会
◆出席者数 377名
◆ホストクラブ 高松北RC・丸亀東RC
2.フォーラムについて
従来 は講演とフォーラム又はパネルディスカッション等との組み合わせだったが、今回は講演を取りや めフォーラムのみとした。
3.フォーラムのテーマ
フォーラムのテーマは「我がクラブ 自慢の奉仕活動」とした。
香川第 ・第 分区では、各クラブにおいて活発な奉仕活動がおこなわれているが、他クラブ、特に分区が異 なるとほとんど事情がわからない。そこで、その様な様々な奉仕活動の中から、特にユニークな活動をされて いる6クラブの方に、実践例を発表していただき、それをもとに意見の交換や討論を行い、今後の奉仕活動に 資したいと考えた。
ソングリーダー高橋ゆかり会員 東かがわRC松下三郎会員
ロータリーは分かちあいの心
10
4.発表クラブについて
香川第 分区10クラブ、香川第 分区8クラブの奉仕活動についてアンケート等で調査を行うとともに、
香川第 分区赤松ガバナー補佐、香川第 分区秋山ガバナー補佐に、各クラブの奉仕活動の実態について助 言をうけた。
本来だと18クラブすべてに発表してもらいたかったが、時間の制約、フォーラム全体を緊張感を持って実 施する為に、香川第 分区および第 分区からそれぞれ3クラブ、計6クラブを選定して、実施例を発表して もらった。
1クラブの発表時間は15分間とした。
5.発表クラブ、発表者、とり上げた奉仕活動
〈香川第 分区〉
●東かがわRC 松下三郎氏 「明かりを灯し、希望の繋がる奉仕活動」
全員参加で、少年野球大会等未来につながる諸事業を継続して実施
●高松中央RC 宮崎浩二氏 「早明浦ダム周辺の植樹、草刈り活動」
高松中央RCの呼びかけにより、香川第 分区10クラブによる植林・草刈りを計画
●高 松 南 RC 大橋泰範氏 「職業を通じて社会貢献を…高松大学・高松短期大学職業指導懇談会」
社会に出て就職をする為の心構え等を学生に周知
〈香川第 分区〉
●善 通 寺 RC 葛石 智氏 「社会奉仕事業としてのオープン例会」
創立40周年事業として、会員の卓話による例会を市民に開放した。
●観 音 寺 RC 奥田章雄氏 「長期交換学生の受け入れと派遣を継続」
観音寺RC単独でアメリカのOHIO-ERIE Multi Distvictと1年間の長期 交換を19年間継続
●丸 亀 RC 夏見良宏氏 「未来への手紙・青少年の健全育成への取組み」
小学校5年生を対象に3年後の自分に手紙を書いてもらう
6.発表された内容は、どれもユニークかつ素晴らしいもので、今後の奉仕活動を考える上で、
大いに参考となった。又活発な意見交換もあり、フォーラムを中心とした I.M.は稲山ガバナー からお褒めの言葉もあり、成功の内に終了したと思います。
なお、各クラブの発表の内容については、紙面の都合もあり割愛した。詳細は、後日配布予定の記録をご参 照下さい。
地区国際奉仕委員長
古 川 充
( 脇町RC ) 徳島南クラブさんから始まった、バングラデシュへのウォータープロジェクト(WP)も、昨年度より地区プロジ ェクトとして行われ、着実に結果を残しつつあります。今年の1月に、飯PG、堀WCS委員長、森本WCS委員の3人が、バングラデシュを訪れ、今回、2月22日〜24日の日 程で、森本奈津子地区WCS委員、阿部栄二財団地区幹事(徳島南RC)、そして私の3人で、バングラデシュを訪問致 しました。
今回の渡航の目的は、
① 今期寄贈した200基の井戸の贈呈式
② 設置現場視察
③ サイクロインエリア視察(冬物衣装手渡し)
④ Grameen銀行訪問、奨学金制度詳細打ち合わせ
⑤ ガジプールロータリークラブ・クラブフォーラム
次期の打ち合わせ * 水の共同事業 * サイクロンエリアへの教育の支援、 でした。
テレビ番組で例えると、世界うるるん滞在記と世界弾丸ツアーをたして二で割った様な、スケジュールであった と表現すると、この訪問プロジェクトを何となく想像して頂けると思います。ホテルで2泊するも平均睡眠時間3 時間程と阿部さんと森本さんには、ご苦労をお掛けいたしました。
2月22日、関空より130Kgの古着を持参して、バングラデシュへ向かいました。到着後、3時間程睡眠をとり、一 日目は、サイクロン被災地への衣服の供給と金銭援助を致しました。
去年、11月15日に、バングラデシュを襲ったサイクロンシドルでの、最大の被災地、クルナ地区のショロコンコラへ、
片道8時間かけて向かいました。ダッカを朝5時に出発し、パトウリアからドロディアという地域までを、ボッタ 川をフェリーで渡り、ドロディアを約2時間走り、またまたゴライ川をフェリーで渡り、バケルケットを目指しま した。バケルケットに着いてから1時間走り、目指すは沿岸部のショロンコラでした。ショロンコラの近づくにつれ、
大木が根元からごっそりと折れ、ジャングルになぎ倒されている様子を目の当たりにしました。シドルの爪跡です。
バングラデシュ最大のジャングル、スンドルボーンに住む、象や、ベンガルタイガーが、なすすべもなく犠牲になっ たそうです。被災地で義援金を渡す時、パニックになってはいけないと、現地ガイドを申し出てくれたも米山奨学 生のシャリフ・ウディン君が大事を取り、途中アーミーキャンプへ立ち寄り軍のガードを要請してくれました。迷 彩色の制服を着て、ライフル銃を担いだ兵士が5人、先導してくれて、被災地でもガードしてくれました。
私たちは、一つの集落で17人全員がお亡くなりになったサウッカリを訪ねました。そこで、一家5人を亡くして、
ただ一人生き残ったムストファ君に会いました。5人分のお見舞いを渡しましたが、彼は無表情で喜びの表情など ありません。私は、意外と村の生き残った子供たちが多いことに驚いていました。
近寄ってきた女の子が、高い木の上を指差し
「あそこまで海が来たのよ。」
「それでどうしたの?」
「木の上に登っていたわ」
「アッラー・バチャエセ(アッラーによって生かされた)」
大人の頭上を越える水の中で奇跡的に助かった小さな子供や赤ちゃんの話をするとき、人々はこの言葉を使って 喜びを表現します。
それから、近くの被災した小学校に立ち寄りました。校舎が新しく建とうとしていました。今はまだ仮の囲いだ けをした教室に、子供たちが30人ほど。この学校では、先生が一人お亡くなりになったそうです。また、親を亡くし た子供を、先生たちが面倒を見ていました。ここでも、義援金をお渡しし、今後の子供たちの無事を祈りました。
そのうち、話を聞きつけた付近 の村の人々が黒 山の人だかりのようになり、軍が 制してくれ、約2時 間 ほどの ショロンコラでの滞在を終えました。そこからまた8時間かけて、ホテルへの岐路に着きました。
二日目は・・・・、
朝8:00 ラフィックガバナーがホテルへ→ 10:00 グラミン打ち合わせ→
13:00 NARAYANGANJ MID CITY RC (ナラヤンゴンジミッドシティRC)
管井戸寄贈レセプション、チュブウエル設置現場視察→
15:00 NOROSINGDHI RC(ノロシンデーRC )管井戸寄贈レセプション、
チュブウエル設置現場視察
17:00 Jahangirnagar University 贈呈式 19:00 ホテル着 夕食
21:00 空港へ 2日目が始まりました。
バングラデシュ側の参加者は、PDG K.M.Zainul Abedin 氏、PDG Salim Reza 氏、GE Md.Hafizullah 氏、
GN AKM Shamisul Huda 氏と、あとガジプールRC のPPと、現会長の6人で、ガバナーノミニーまでがお越し 頂いておりました。
最大の山場は「バングラデシュは、約10年前に、クルナ北RCと、ダッカセントラルRCの5つのMGでファイナ ルレポートが提出されず、事業制裁国としてされたことです。今は管理地区になっていますが、そのため多くの日 本のロータリークラブが、いいイメージを持っていないことなどです。しかし、2670地区のWPは日本では、とても 有名で、ロータリー研究会でもRI会長の前で事例発表したことをお伝えしました。結果、①に対しては次期はバン グラデシュ側は、NARAYANGANJ MID CITY RCとGazipur RC が、今のところ主に推進する。2670地区は地区 協議会で呼びかける。金額については、例として2パターン用意していましたが、
2670地 区・・・・・$3000・・・・・TRF$1500 2670DDF ・・・・$ 3000・・・・・TRF$3000 3280地 区・・・・・$1000・・・・・TRF$500 3280DDF・・・・・$1000・・・・・TRF$1000
おおよそ、ガイドラインとして双方 OKと了承してくれました。
続いて、WCSの件ですが、サイクロン被災地クルナ地域での小学校再建は、ショロンコラで見た小学校の再建現 場を見せ、このくらいの規模の金額を尋ねると、500,000 TKだと言うので、USドルで40,000ほどの換算になりま す。計画を提出してくれることになりましたので、バングラデシュ側が、どのくらい出すかも注目するところですが、
計画を心待ちにするのみです。
1月に持っていった義援金ですが、TCを換金するのに1ヶ月半かかるということでまだ手元に現金が届いてい ないようです。届き次第、現場に届け、写真、礼状などを揃えて送る・・・と言われておりました。
続いて、シャリフ・ウディン君のRCC申請の件では、一緒に同席した皆が了解して頂き早速ホストはガジプール RCに決まりました。グラミン銀行では、1月訪問の際のレシートと、2670地区の口座番号、推奨する奨学生4名の 一覧表を受け取りました。
NARAYANGANJ MID CITY RC ( ナラヤンゴンジミッドシティRC )では管井戸寄贈レセプション、チュブ ウエル設置現場視察を行いました。設置現場の視察では、ナラヤンゴンジが提唱するローターアクト会長が同行し、
彼らローターアクトが、今回のナラヤンゴンジ30基分をマネジメントしてくれたと言い、「まだまだ、足りないから、
次年度宜しくお願いします。」と訴えかけられました。
他国のロータリークラブ、ローターアクト、RCCが皆で協力して、プロジェクトが推進していることに、感動致し ました。ここで、私たちの時間はタイムアウトになりました。
限られた時間では、ありましたが、予定通りの目的を果たすことができ、安堵致しております。WCSの問題は、(R 財団も含めて)現地でどのように活かされているかが不透明になりがちですが、このように現場で確認することに より、プロジェクトが間違いなく遂行され、また相手国のニーズも再確認できたと考えております。次年度も、この ニーズの下に更にこのWCSプロジェクトが進展致しますことを、祈念いたしまして、ご報告と致します。