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帳票を出力する場合の注意事項

ドキュメント内 uCosminexus EUR 帳票出力 EUR Designer/EUR Viewer編 (ページ 184-187)

(2) EUR_ENVFILE

6   帳票出力の互換性

6.1  帳票を出力する場合の注意事項

EURで帳票出力する場合の注意事項を説明します。

6.1.1 レポートファイル(*.agr)の扱い

バージョン5以降のEURで保存できる帳票ファイルの種類は,「フォームシートファイル(.fms)」だけ です。既存のレポートファイルは,表示したり,印刷したりできますが,上書き保存はできません。レ ポートファイルを開いた時は,同じファイル種別で保存できないことを示すメッセージが表示されます。

また,データベースからデータを読み込んで設計された帳票は,「レポートファイル(*.agr)」で保存する と,次回開いた時に保存されたデータも表示されていましたが,バージョン5以降は,データを表示でき ません。帳票を開くと,サンプルデータで表示されます。

データベースからデータを読み込んで設計された帳票にデータを表示したい場合は,次のように操作し直 してください。

この操作は,帳票を開くたびに行ってください。

1. データベースからデータを読み込んで設計された帳票を開きます。

2. データベースアクセス定義ウィンドウを開きます。

[データソースの選択]ダイアログに設定するデータソースは,接続が設定されているデータソースを 選択してください。

データベースアクセス定義ウィンドウは開くだけです。操作したり,定義したりしないでください。

3.[OK]ボタンをクリックします。

帳票に貼り付けられていたマッピングアイテムにデータが表示されます。

(1) データありのレポートファイル(*.agr)の扱い

バージョン5以降のEURでは,レポートファイルを開いた時,レポートファイルと一緒に保存されてい るデータは,表示できません。サンプルデータで出力されます。

6.1.2 OLE 埋め込みオブジェクトが貼り付けられたフォームシートファ

イルの扱い

バージョン5以降のEURでは,画像やExcelで作成したグラフをOLE埋め込みオブジェクトとして帳票 に貼り付けられません。また,バージョン4以前で作成したOLE埋め込みオブジェクトが貼り付けられ たレポートファイルを開いても,OLE埋め込みオブジェクトは,表示も印刷もできません。

OLE埋め込みオブジェクトが貼り付けられた帳票を表示したい場合は,次のように対処してください。対 処は,OLE埋め込みオブジェクトを代用する場合も有効です。

OLE埋め込みオブジェクトとして いた対象物

対  処

画像 EURの画像アイテムとして帳票に貼り付けます。

Excelのグラフ サードパーティの製品で,作成したグラフを画像ファイルに保存したあと,EUR

画像アイテムとして帳票に貼り付けます。

6.1.3 データベース連携での帳票出力インターフェース

データベース連携で帳票を出力する場合のインターフェースが,次のように変わりました。

注※

レポートファイル(*.agr)に保存されたクエリファイルも含まれます。

インターフェースの変更に伴い,UAPで使用していたオプション記述ファイルのキーワード,および OLEオートメーションのプロパティを変更する必要があります。変更となるキーワード一覧,およびプロ パティ一覧を次に示します。

表6-1 変更となるオプション記述ファイルのキーワード一覧

表6-2 変更となるOLEオートメーションのプロパティ一覧

DataSourceプロパティ,およびConnectStringプロパティに相当する情報は,接続情報ファイルに 記述します。

QueryFileNameプロパティに検索条件ファイルを指定していた場合は,帳票定義時にデータベース

アクセス定義を使用して再定義する必要があります。定義内容はフォームシートファイルに保存され るため,帳票出力時に指定する必要はありません。

SQLの直接指定はできません。QueryプロパティでSQLを指定していた場合は,SQLに相当する内 容を帳票定義時に再定義する必要があります。

ユーザが指定した条件値を使用して検索条件を付けたSQLを組み立ててQueryプロパティに指定し ていた場合は,データベースアクセス定義で条件を指定する列に可変記号を設定し,指定した条件を 可変記号値定義ファイルに指定するように変更してください。

バージョン5以降のEURで,クエリファイルを含むレポートファイル(*.agr)を開いても,クエリファ イルは読み込まれません。また,バージョン5以降のEURでは,クエリファイルに代わるものは提供さ れません。クエリファイルを使用していたUAPは,接続情報ファイルと可変記号値定義ファイルを使用 してください。

バージョン3,またはバージョン4 バージョン5,またはバージョン7 クエリファイル ,またはクエリ情報(データソース

名,接続文字列,SQL文)を指定して実行します。

接続情報ファイルと可変記号値定義ファイルを指定して実行しま す。

バージョン3,またはバージョン4 バージョン5,またはバージョン7 MappingQueryFile,UserDefQueryFile,

MappingQueryPath,UserDefQueryPath

DBInfoFileName,UserDBInfoFileName,DBVarFileName,

UserDBVarFileName,DBInfoFilePath,

UserDBInfoFilePath

バージョン3,またはバージョン4 バージョン5,またはバージョン7

オブジェクト プロパティ オブジェクト プロパティ

Application MapQueryBasePath,

UserQueryBasePath

Application DBInfoFilePath,

UserDBInfoFilePath MappingData ConnectString,DataSource,

Query,QueryFileName

MappingData DBInfoFileName,

DBVarFileName UserDefineData ConnectString,DataSource,

Query,QueryFileName

UserDefineData DBInfoFileName,

DBVarFileName

6.1.4 ディクショナリファイルの扱い

バージョン5以降のEURで帳票を出力する場合は,ディクショナリファイル(*.dic)の指定は要りませ ん。そのため,ディクショナリファイルを指定するオプション記述ファイルのキーワード,およびOLE オートメーションのプロパティを,UAPから削除する必要があります。

削除するキーワード,およびプロパティを次に示します。

UAPからこれらの項目を削除しても帳票を出力できない場合は,次の手順で対処してください。

1. バージョン5以降のEURで,UAPで使用している帳票ファイルと,ディクショナリファイルを読み込 みます。

2. フォームシートファイル(*.fms)に保存し直します。

3. UAPを,保存し直したフォームシートファイルに変更して実行します。

項目 削除対象

オプション記述ファイル キーワード

MappingDicFile

UserDefDicFile

MappingDicPath

UserDefDicPath OLEオートメー

ション

Applicationオブジェクト プロパティ

MapDictionaryBasePath

UserDictionaryBasePath

Documentオブジェクト プロパティ

DictionaryFileVarDictionaryFile

MappingDataオブジェクト プロパティ

DictionaryFileName

UserDefineDataオブジェクト プロパティ

DictionaryFileName

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