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プリンタ定義ファイル

ドキュメント内 uCosminexus EUR 帳票出力 EUR Designer/EUR Viewer編 (ページ 139-144)

5   帳票出力で使用するファイル

5.5  プリンタ定義ファイル

単位で-10.0〜10.0で指定します。省略した場合は,「0.0」が仮定されます。

印刷位置を左方向にシフトする場合は負数,右方向にシフトする場合は正数を指定します。

注意

印刷位置を補正しても,ハードマージンには印刷できません。

また,プリンタハードによっては,印刷位置を補正することで,一部のオブジェクトがハードマージ ンに掛かってしまった場合,印刷が欠けることがあります。試し印刷で動作確認することをお勧めし ます。

(2) PaperShiftY

縦方向の印刷位置補正値を,小数点以下1桁(nn.n形式)で指定します。印刷位置の補正値は,0.1mm 単位で-10.0〜10.0で指定します。省略した場合は,「0.0」が仮定されます。

印刷位置を上方向にシフトする場合は負数,下方向にシフトする場合は正数を指定します。

注意

印刷位置を補正しても,ハードマージンには印刷できません。

また,プリンタハードによっては,印刷位置を補正することで,一部のオブジェクトがハードマージ ンに掛かってしまった場合,印刷が欠けることがあります。試し印刷で動作確認することをお勧めし ます。

(3) CODE128PARAM

CODE128バーコードのバーコード補正情報を指定します。次に示す形式で指定します。

type 〔,〔Param1〕,〔Param2〕〕

環境変数EUR_CODE128_PARAMとプリンタ定義ファイルのキーワードCODE128PARAMが同時に指 定された場合は,プリンタ定義ファイルの指定が有効になります。

type

バーコードの描画方式を指定します。

省略した場合,または0,1,2以外の値を指定した場合は,0が仮定されます。指定値が0の場合,

Param1,およびParam2に指定した値は無視されます。

Param1

typeに2を指定した場合,バーを調整する幅をミリメートルで指定します。指定した値をドット単位 に変換した計算値の小数第一位を四捨五入した値が補正されます。補正するドット数の計算結果が1 以上の場合だけ補正されます。

指定値 説明

0 ミリメートル(mm)で指定したモジュールサイズからバーキャラクタサイズを計算します。モジュールサイ

ズ×11(mm)を超えないドット数でバーキャラクタを描画します。ストップキャラクタは,モジュールサイ

ズ×13(mm)を超えないドット数で描画します。1を指定した場合と比べて,サイズを細かく指定できます

が,バーコードの質は落ちます。

1 ミリメートル(mm)で指定したモジュールサイズを超えないドット数を求め,その11倍をバーキャラクタの サイズにします。1ドットの大きさを超えるまではバーコードの大きさは変わりません。プリンタ解像度に よって補正するドット数が変わります。

2 1を指定した場合の計算方法に加えて,Param1で指定した幅に相当するドット数分だけ黒バーを細く,白 バーを太くします。

Param2を指定した場合は,Param1で指定した値で補正した状態のスタートキャラクタとストップキャラク

タにParam2で指定した値でさらに補正します。

Param1に指定した値をドット単位に変換する計算式を次に示します。

計算値(ドット) = Param1に指定する値 ÷ 25.4 ×解像度(dpi)

解像度300dpiの場合,補正するドット数の計算結果を次に示します。

表5-5 解像度300dpiの場合に補正するドット数

解像度600dpiの場合,補正するドット数の計算結果を次に示します。

表5-6 解像度600dpiの場合に補正するドット数

Param2

typeに2を指定した場合,Param1に指定した値で補正したバーコードのスタートキャラクタとス トップキャラクタを調整する幅をミリメートルで指定します。指定した値をドット単位に変換した計 算値の小数第一位を四捨五入した値が補正されます。補正するドット数の計算結果が1以上の場合だ け補正されます。Param2に指定した値をドット単位に変換する計算式はParam1の場合と同じで す。

解像度別の補正するドット数については,表5-5,表5-6を参照してください。

注意事項

バーの幅を超える値を指定した場合は,バーの幅を1ドットに設定します。

type1を指定した場合でも,param1に数値を指定して,param2を省略したときは0が仮定されます。

type2を指定した場合でも,次のときは0が仮定されます。

・param1を指定しなかったとき

・param1が数値以外,または0以下だったとき

type2を指定した場合でも,param10より大きい値,param20以下の値を指定したときは,

param2は無視されます。

Param1またはParam2に指定する値

(ミリメートル)

補正するドット数(ドット) 計算値(ドット)

0.04 0 0.472441

0.041 0 0.484252

0.042 0 0.496063

0.043 1 0.507874

0.044 1 0.519685

0.045 1 0.531496

0.046 1 0.543307

Param1またはParam2に指定する値

(ミリメートル)

補正するドット数(ドット) 計算値(ドット)

0.02 0 0.472441

0.021 0 0.496063

0.022 1 0.519685

0.023 1 0.543307

0.024 1 0.566929

0.025 1 0.590551

0.026 1 0.614173

(4) CODE128PATTERN

バーコードパターンファイル名をフルパスで指定します。CODE128PARAMまたは環境変数

EUR_CODE128_PARAMと同時に指定した場合は,CODE128PATTERNキーワードで指定されたパ ターンファイルを使用してチューニングされます。

CODE128PATTERN=バーコードパターンファイル名

(5) BarcodeImageSize

QRバーコードまたはカスタマバーコードの出力データのサイズを指定します。

印刷時のスプールサイズや帳票ファイルのサイズを小さくしたい場合,または実行時間を短縮したい場合 にはminimizeを指定します。

minimizeを指定すると,プリンタによっては,QRバーコードまたはカスタマバーコードがにじんだり周

囲に線が表示されたりする場合があります。

このような場合は,DrawBarStyleを使用すると正しく表示できることがあります。

(6) DrawBarStyle

バーコードの描画方法を変更します。

バーコードがにじんだり周囲に線が表示されたりする場合,NOTSRCCOPYを指定すると改善されること があります。

なお,プリンタによっては,NOTSRCCOPYを指定するとバーコードが白黒反転して描画されることがあ ります。

5.5.4 プリンタ定義ファイルの指定例

2台のプリンタを使用した,プリンタ定義ファイルの指定例を次に示します。

Printer1の定義内容

指定値 説明

normal 通常の方法で出力します。

minimize QRバーコード,またはカスタマバーコードの描画データ

を最小化します。

指定値 説明

SRCCOPY 通常の方法で出力します。

NOTSRCCOPY バーコードがにじんだり周囲に線が表示されたりする場合

に,描画方法を変更します。

定義する項目 指定する値

印刷位置(横方向) 右に10.0mmシフト 印刷位置(縦方向) 下に5.0mmシフト

CODE128バーコード バーの幅を0.08mmで調整

スタートキャラクタとストップキャラクタを0.04mmで調整

Printer2の定義内容

[Printer1]

PaperShiftX=10.0 PaperShiftY=5.0

CODE128PARAM=2,0.08,0.04 [Printer2]

PaperShiftX=5.0 PaperShiftY=10.0

CODE128PARAM=2,0.06,0.04

定義する項目 指定する値

印刷位置(横方向) 右に5.0mmシフト 印刷位置(縦方向) 下に10.0mmシフト

CODE128バーコード バーの幅を0.06mmで調整

スタートキャラクタとストップキャラクタを0.04mmで調整

ドキュメント内 uCosminexus EUR 帳票出力 EUR Designer/EUR Viewer編 (ページ 139-144)